【布団で3分】寝ながら腸もみのやり方!小腸・大腸の順と寝る前の注意点

【布団で3分】寝ながら腸もみのやり方!小腸・大腸の順と寝る前の注意点

「お風呂上がりに腸もみをやってみたいけれど、わざわざ起きてやるのは面倒」「布団の中で寝ながらできるやさしいセルフケアって、ある?」

1日の終わり、ベッドに入ってからやさしくセルフケアができたら、毎日の習慣にしやすそう。

結論からお伝えすると、腸もみは布団の中で仰向けのまま、3〜5分でできます。

手を温めて、小腸のあるおへそまわりを包み、大腸の流れに沿ってなで、吐く息に合わせて深呼吸する4ステップが基本です。

この記事では、寝ながらできる腸もみのやり方を、小腸・大腸の順の当て方、横向きの姿勢、寝る前に控えたいときまで、やさしくお話しします。

武田

武田

夜のケアの強さを聞かれたとき、私がいつもお伝えしているのは「寝る前は『緩めて温める』をいちばんの優先軸に」ということ。この考え方を軸に、布団の中でできる手順をお話ししていきましょう。

頑張る必要のない、ふんわり眠りへ向かうための小さな自分時間。

ここから一緒に、やさしく整えていきましょう。

この記事の執筆者
武田 貴美江

武田 貴美江

腸セラピー・腸もみサロン「緩(ゆるり)」主宰/腸セラピスト養成講座 講師

セラピスト歴27年以上。8,000人以上の健康をサポートし、150人以上の腸セラピストを育成。著書『神秘の小腸力』。

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目次Outline

寝ながら腸もみとは?布団でやるとお腹がゆるみやすい理由

寝ながら腸もみとは?布団でやるとお腹がゆるみやすい理由

はじめに、寝ながら腸もみの輪郭を、ざっくりつかんでおきましょう。

全体像が見えると、無理なく続けやすい形が自然と整っていきます。

  • 仰向け・膝立てでお腹の力が抜けやすいわけ
  • 寝ながら腸もみを始める前の準備
  • 寝ながらケアの3つの良さ
  • 小腸と大腸の位置をかんたんに
  • 寝ながら腸もみが向いている人・向かない人

仰向け・膝立てでお腹の力が抜けやすいわけ

立っているときや座っているときは、体を支えるためにお腹まわりにも自然と力が入っています。

仰向けで膝を軽く立てると、お腹の筋肉がゆるみやすく、手のひらがお腹になじみやすくなるのです。

膝の下にクッションや丸めたタオルを入れると、腰がそりにくくなり、さらにお腹の力が抜けやすくなります。

寝ながら腸もみを始める前の準備

  • お腹まわりを締めつけない、ゆったりしたパジャマに着がえる
  • 膝の下に入れるクッションや、丸めたタオルを用意する
  • 部屋の明かりを少し落とし、スマートフォンは枕元から離す
  • 手が冷えやすい方は、布団の中で手を温めておく

準備といっても、どれも布団に入る前の1〜2分でできることばかり。

毎晩同じ準備をくり返すうちに、「この流れになると眠くなる」という自分なりの合図になっていきます。

寝ながらケアの3つの良さ

寝ながらの腸もみには、立ってやる・座ってやるケアにはない3つの良さがあります。

  • お腹の力が抜けて、やわらかくなりやすい
  • 終わったあと、そのまま眠りにつける
  • 寝る前の習慣として続けやすい

「やる気を出して起き上がる」というハードルがないので、忙しい日でも自然と続いていきます。

気持ちよくなって途中で眠ってしまっても、それはそれで100点満点。

小腸と大腸の位置をかんたんに

腸場所の目安寝ながらの触れ方
小腸おへそのまわり手のひらで包むように当てる
大腸お腹の右下→右上→左上→左下を囲むように流れに沿って、時計回りになでる

腸セラピーでは、栄養を吸収する小腸を、お腹ケアの出発点として大切にしています。

寝ながら腸もみでも、まずおへそまわりの小腸を手のひらで温めることから始めます。

寝ながら腸もみが向いている人・向かない人

寝ながら腸もみは、夜にほっとする時間をつくりたい人にとくに向いています。

タイプおすすめのやり方
お風呂から上がったら、すぐ横になりたい人布団に入ったら、そのまま寝ながら腸もみ
寝つくまでに時間がかかる人STEP4の深呼吸を長めにとる
横になると、すぐ眠ってしまう人STEP1〜2だけでもよしとし、朝の1分も足す
夕食がいつも遅い人夜は手を当てるだけにして、なでるケアは朝に回す
腰がつらく、仰向けが苦手な人横向きの姿勢か、座って背もたれに寄りかかる形で

「向かない」タイプの方も、時間帯や姿勢を少し変えれば、無理なく取り入れられます。

自分の夜の過ごし方に近いものを選んで、まずは1週間試してみてください。

どのタイプでも、「布団に入ったら手を当てる」という合図だけは毎晩そろえておくと、習慣になりやすいもの。

寝ながら腸もみのやり方!布団でできる3分の基本ステップ

布団の中で3〜5分でできる寝ながら腸もみのステップを、4つに分けてお話しします。

仰向けで膝を少し立てて、ご自身にとって楽な姿勢から始めていきましょう。

  1. STEP1:手のひらを温める(30秒)
  2. STEP2:小腸をおへそまわりでやさしく包む(30秒〜1分)
  3. STEP3:大腸の流れに沿って「の」の字をなでる(1〜2分)
  4. STEP4:吐く息に合わせた仕上げの深呼吸(1分)
  5. 4ステップの時間と強さの目安
  6. STEPごとの呼吸と手の合わせ方
  7. 寝ながら腸もみでよくある失敗と直し方
  8. なかなか眠れない夜のゆっくりバージョン

STEP1:手のひらを温める(30秒)

まずは手のひらをこすり合わせて温めるところから。

冷たい手でいきなりお腹に触れると、体がびっくりして緊張してしまうので、必ず温めてからスタートしてください。

冬場で手が特に冷たい日は、湯たんぽや布団の中で手のひらを温めてから始めましょう。

STEP2:小腸をおへそまわりでやさしく包む(30秒〜1分)

温まった両手を、おへその上にそっと重ねて置きます。

圧はかけず、ただ「手の温度を伝える」感覚で、おへそまわりの小腸を包むように当てましょう。

吐く息に合わせて、重ねた手の重みをほんの少しだけお腹にあずけ、吸う息でふわっと戻します。

慣れてきたら、指の腹でおへそのまわりに小さな円を描くように、ゆっくりなでてみてください。

手のひらの体温がじんわりお腹に伝わってくるのを感じられたら、土台のリラックスができている合図です。

STEP3:大腸の流れに沿って「の」の字をなでる(1〜2分)

次に、右下(右の腰骨の内側)に手のひらを置き、右上→左上→左下と、大腸の流れに沿って時計回りにゆっくりなでていきます。

1周15〜20秒くらいの、本当にゆったりとしたペースで4〜5周ほど。

圧は「肌の上を雪が落ちるような軽さ」で、力まないこと。動きの速さも、「ちょっと遅すぎるかな」と感じるくらいが、夜のケアにはちょうどいいのです。

呼吸は止めずに、吐く息に合わせて手のひらを動かすのがコツです。

STEP4:吐く息に合わせた仕上げの深呼吸(1分)

最後に、両手をお腹に当てたまま、4秒かけて鼻から吸い、8秒かけて口から吐く深呼吸を5回ほど。

吸うときにお腹がふくらみ、吐くときに手のひらがそっと沈む、その動きを感じながら、そのまま眠りに向かうイメージで終わります。

寝ながらケアは「終わり」を厳密に決めなくてOK。
深呼吸の途中で気持ちよく眠ってしまうのが、いちばん理想的な終わり方。

4ステップの時間と強さの目安

STEP動き時間強さ
1手のひらを温める30秒―
2おへそまわり(小腸)を包む30秒〜1分圧はかけない
3大腸の流れに沿って「の」の字1〜2分肌をなでる程度
4吐く息に合わせた深呼吸1分手の重みをあずける程度

4ステップ合わせて3〜5分がちょうどいい目安。

眠さが先に来た日は途中で終わってOK、お腹が緊張している夜は深呼吸を多めに、とその夜のお腹に合わせて自由にアレンジしてください。

STEPごとの呼吸と手の合わせ方

寝ながら腸もみの呼吸は、吐く息に合わせて手の重みをあずけ、吸う息でふわっと戻すのが基本。

STEP呼吸手の動き
1ふだんどおりの呼吸手のひらをこすり合わせて温める
2吐く息を長めに重ねた手の重みを、ほんの少しお腹にあずける
31周のあいだに、ゆっくり吸って吐く吐く息に合わせて、右下から手を進める
44秒かけて吸い、8秒かけて吐く吸うと手が持ち上がり、吐くとそっと沈むのを感じる

秒数を数えるのがむずかしい夜は、「吸うより吐くを長く」とだけ覚えておけば十分。

息を止めてしまうとお腹にも肩にも力が入りやすいので、呼吸が続く速さで手を動かしてください。

寝ながら腸もみでよくある失敗と直し方

よくある失敗直し方
冷たい手のまま触れて、お腹がびくっとする布団の中で手を温めてから始める
速くぐるぐる回してしまう1周15〜20秒のゆっくりペースに
つい強く押してしまう手の重みをあずけるだけにする
スマートフォンを見ながら行う画面を置いて、手の感覚と呼吸に集中する

うまくいかない夜があっても、「今日はこんな感じ」と受けとめて、また次の夜に試してみましょう。

何度かくり返すうちに、自分にとって心地よい速さや強さが、手のひらで分かるようになっていきます。

なかなか眠れない夜のゆっくりバージョン

布団に入っても目がさえてしまう夜は、手を動かす時間を減らし、手を当てて呼吸する時間を増やすのがおすすめ。

  1. 手を温めて、おへその上に重ねる(1分)
  2. 「の」の字を2〜3周だけ、いつもよりさらにゆっくり(1分)
  3. 両手をお腹に置いたまま、吐く息を数えて10回(2分)
  4. 手を体の横におろし、呼吸だけを感じる

動きを少なくするほど、意識が手のひらの温かさと呼吸に向きやすくなります。

よくあるのが、「眠れないから」と何周もなで続けて、かえって目がさえてしまうケース。

それでも眠れない夜は、腸もみはそこで終わりにして、手を当てたまま横になっているだけで十分。

仰向けがつらい夜に!横向き・クッションを使う寝ながら腸もみ

仰向けがつらい夜に!横向き・クッションを使う寝ながら腸もみ

仰向けがつらい夜や、もっと心地よくしたい夜のために、姿勢と工夫を紹介します。

  • 横向きで膝を曲げる姿勢
  • ベッド・敷き布団で変わる姿勢の整え方
  • 湯たんぽ・ホットアイマスクと組み合わせる
  • 呼吸を心の中で数える
  • 香りや音楽でリラックス度を高める
  • 季節ごとの寝る前の工夫
  • 家族に寝ながら腸もみをしてあげるとき

横向きで膝を曲げる姿勢

腰が痛い日や、仰向けだと落ち着かない日は、横向きで膝を軽く曲げた姿勢でもかまいません。

上になった手のひらをお腹に当て、ゆっくりなでたり、温めたりしましょう。

姿勢向いている人・夜ポイント
仰向け・膝立て基本の姿勢膝の下にクッションを入れると楽に
横向き・膝を曲げる腰がつらい夜、仰向けが落ち着かない夜上の手でお腹を温める
うつ伏せおすすめしないお腹を圧迫してしまうため

どの姿勢でも、力を抜いて、呼吸がしやすいことをいちばんに考えてください。

途中で姿勢を変えたくなったら、無理せず楽な向きに変えてかまいません。

枕を低めにする、膝の下のクッションを厚めにするなど、寝具を少し変えるだけで仰向けが楽になる場合もあります。

ベッド・敷き布団で変わる姿勢の整え方

同じ仰向けでも、寝具によってお腹の力の抜けやすさは変わります。

寝具起こりやすいこと整え方
やわらかいベッド腰が沈んで、お腹に力が入りやすい膝の下に厚めのクッションを入れる
硬めの敷き布団腰やお尻が当たって、落ち着かない腰の下に薄いタオルを1枚敷く
高い枕あごが引けて、呼吸が浅くなる枕を低めにするか、たたんだタオルにかえる
ソファやこたつ体がねじれる・暑くなりすぎる腸もみは布団に移ってから

「布団の中でなんとなく落ち着かない」と感じる夜は、手順より先に、寝具を少し整えてみてください。

ほんの数センチの高さのちがいで、お腹の上の手がすっとなじむこともあります。

寝具を整えるのは最初に一度だけで、あとは毎晩同じ形に寝転がれば準備は完了。

湯たんぽ・ホットアイマスクと組み合わせる

お腹の上に小さな湯たんぽを乗せ、その上から手を重ねるスタイルもおすすめ。

ホットアイマスクと組み合わせれば、目もお腹も同時に休まるリラックス時間になります。

湯たんぽは低温やけどに注意して、肌に直接触れないようにし、眠る前には布団から出しておきましょう。

呼吸を心の中で数える

「吸う4・吐く8」のように、心の中でゆっくり数えながら行うと、自然と呼吸が深くなっていきます。

数えることで意識が呼吸に向き、頭の中のおしゃべりが静まりやすくなるのもうれしいところ。

武田

武田

「明日のあれこれ」「今日の反省」が頭をぐるぐるする夜こそ、数えるという単純作業がぴたりとはまります。

香りや音楽でリラックス度を高める

ラベンダーのアロマやヒーリング音楽など、好きな香り・音を組み合わせると、自分だけの「夜の聖域」になっていきます。

香りはラベンダーのほかに、カモミールやベルガモットなども、寝る前の時間に好まれています。

雑貨店などで手に入るアロマストーンを枕元に置くだけでも、寝る前の儀式感が生まれるでしょう。音楽は、歌詞のないインストや自然音がおすすめ。

季節ごとの寝る前の工夫

季節工夫
春・秋寒暖差で冷えやすいので、薄手のブランケットをお腹に
夏冷房で冷えたお腹を、手のひらでしっかり温めてから
冬湯たんぽで布団と手を温めておき、寝る前に湯たんぽは出す

季節によって、お腹の冷え方やかたさは変わります。

その夜のお腹に合わせて、温める時間を長めにするなど調整してみてください。

家族に寝ながら腸もみをしてあげるとき

パートナーやお子さんが寝かしつけの前に「お腹さわって」と言ってきたら、寝ながらケアは最適なふれあいの時間。

相手力加減と時間
小さな子ども押さずに手のひらでなでるだけ、1〜2分
パートナー強さを聞きながら、3分ほど
高齢の家族触れる程度・温める程度にして、短めに

「お腹さわるね」「気持ちいい?」と声をかけながら寄りそうこと自体が、家族にとって何よりの安心感につながっていきます。

子どものお腹のケアは、子どもの便秘と家族でできるお腹ケアでも紹介しています。

寝ながら腸もみを寝る前にするとき気をつけたいこと

寝る前の腸もみは心地よい習慣ですが、控えたほうがよい夜もあります。

  • 寝ながら腸もみを控えたいとき
  • 寝る前の過ごし方と腸もみの順番
  • 夕食が遅くなった夜の切りかえ方
  • 生理中の夜の寝ながらケア
  • 押すと痛い・かたいところがあるとき
  • 途中で眠ってしまったときの備え
  • 夜中にお腹の張りで目が覚めたとき

寝ながら腸もみを控えたいとき

  • 夕食から1〜2時間たっていない
  • お酒を飲んだあと
  • 発熱や強い腹痛、吐き気がある
  • 妊娠中・産後まもない時期・お腹の手術後まもない時期
  • 血便や黒い便、理由のわからない体重減少がある

こうした夜は腸もみをお休みし、気になる症状があるときは医療機関に相談してください。

お休みの夜は、お腹に手を当てずに、深呼吸だけして眠るのもひとつの方法。

控えたい人やタイミングのくわしい説明は、腸もみでやってはいけないこと・注意点にまとめています。

寝る前の過ごし方と腸もみの順番

時間の目安過ごし方
寝る3時間前夕食をすませる
寝る1〜2時間前ぬるめのお湯の湯船につかる
寝る30分前スマートフォンを置き、部屋の明かりを落とす
布団に入ってから寝ながら腸もみで3〜5分

この流れにすると、食後の時間も十分にあき、体も温まった状態で腸もみができます。

全部そろわない日も、布団に入ってからの3分だけは大切にしてみてください。

夕食が遅くなった夜の切りかえ方

夕食が遅くなった夜や、たくさん食べた夜は、腸もみはお休みにして、お腹に手を当てて深呼吸するだけにしましょう。

  • 夕食から1〜2時間たっていなければ、お腹はなでない
  • 手のひらをお腹に軽くのせ、吐く息を長めにする
  • なでるケアは、翌朝の起き上がる前に振り替える

食後すぐの腸もみは、消化の負担になることがあります。

よくあるのが、「せっかくの習慣だから」と食べてすぐに始めてしまうケース。

「今夜は手を当てるだけ」と決めておくと、寝る前にあれこれ迷わずにすむもの。

生理中の夜の寝ながらケア

生理中の夜は、「の」の字でなでるより、下腹部を温めるケアを中心にしましょう。

その夜の様子寝ながらのケア
痛みや重さが強い腸もみはお休みし、腹巻きや湯たんぽで下腹部を温めるだけ
少し重い程度横向きで膝を曲げ、下腹部に手のひらを当てて深呼吸
落ち着いている押さずに、手のひらでやさしくなでる程度に

湯たんぽを使うときは、肌に直接当てず、眠る前には布団から出しておいてください。

痛みがいつもより強い、量や周期の変化が気になるといったときは、婦人科に相談しましょう。

生理中は「なでる日」ではなく「温める日」と決めておくと、迷わずに布団へ入れます。

押すと痛い・かたいところがあるとき

なでていて痛みを感じる場所や、かたく感じる場所があったら、押さずに手のひらを当てるだけにしましょう。

温めながら深呼吸をくり返すと、少しずつほっとゆるんでいくのを感じる方もいます。

軽く触れても強く痛む、何日も痛みが続くときは、腸もみをやめて医療機関に相談してください。

途中で眠ってしまったときの備え

寝ながら腸もみは途中で眠ってもかまいませんが、眠る前提で準備しておくと安心です。

  • 湯たんぽは、腸もみを始める前に布団から出しておく
  • 手をお腹にのせたまま眠ってもよいが、お腹が出ないよう布団をかけておく
  • アロマのディフューザーは、タイマーつきのものにするか枕元から離す
  • 部屋の明かりは、そのまま眠ってもよい明るさに落としてから始める

よくあるのが、「気持ちよくて寝てしまい、夜中にお腹が冷えて目が覚めた」という失敗。

布団やブランケットを先にお腹までかけてから手を入れる形にすると、そのまま眠っても冷えにくくなります。

夜中にお腹の張りで目が覚めたとき

夜中にお腹の張りや重さで目が覚めたときは、押したりなでたりせず、手を当てて深呼吸するだけにしておきましょう。

  1. 仰向けか横向きの楽な姿勢になり、膝を軽く曲げる
  2. 手のひらをお腹にのせ、吐く息を長めにして5回ほど呼吸する
  3. 落ち着いたら、そのまま手をおろして眠りに戻る

眠りかけの体は力加減の感覚がぼんやりしているので、夜中のケアは「温める」だけで十分。

夜中に目が覚めることが続くときは、寝る前の腸もみの時間や夕食の時間を見直すきっかけにしてみてください。

強い痛みで目が覚めた、吐き気や発熱がある、痛みがどんどん強くなるといったときは、腸もみをせずに医療機関に相談してください。

武田

武田

夜は「今日はやめておこう」と決める日があっていいんです。お休みの夜も、お腹に手を当てて深呼吸するだけで、立派なセルフケアになります。

腸セラピーの視点で、夜のお腹は「労る」だけでいいという考え

腸セラピーの視点で、夜のお腹は「労る」だけでいいという考え

武田

武田

これまでの現場でお客様と関わってきて感じるのは、夜のお腹ケアは「整える」より「労る」のがいちばん相性がいい、ということ。

  • 「効果」より「気持ちよさ」を優先する
  • 朝の布団の中でする1分のなでケア
  • 寝ながら腸もみを続けている人によくある声
  • 力で揉まず、気を込めて手を当てる
  • セルフケアをもっと深めたいなら

「効果」より「気持ちよさ」を優先する

朝のケアが「スイッチを入れる」役割なら、夜のケアは「スイッチを切る」役割。

「もっと押せばいいかも」と頑張りすぎると、かえって体が緊張してしまうので、夜は手の温度を伝える程度がちょうどよい加減。

「眠るためのお腹なで」と「整えるためのお腹もみ」は、目的を分けて使い分けるのがおすすめです。

朝の布団の中でする1分のなでケア

朝は、目が覚めて起き上がる前の1分だけ、布団の中でお腹を軽くなでるのがおすすめです。

朝のなでケア夜の寝ながら腸もみ
目的目覚めのスイッチを入れるお休みのスイッチを切る
時間1分ほど3〜5分
動き「の」の字を2〜3周、軽めのテンポでゆっくり4〜5周と深呼吸
終わり方大きく伸びをしてから起き上がるそのまま眠ってもOK

よくあるのが、「朝も夜と同じようにしっかりやろうとして、結局続かなかった」という声。

朝は短く、夜はゆっくりと時間配分を変えるだけで、それぞれの目的に合うリズムが作りやすくなります。

寝ながら腸もみを続けている人によくある声

寝ながら腸もみを続けている方からは、眠りに向かうまでの過ごし方が変わったという声がよく聞かれます。

よくある声続けるヒント
「布団に入ったら手を当てるのが、寝る合図になった」同じ順番で準備をして、合図を習慣にする
「寝る前にスマホを見る時間が少し減った」スマートフォンは枕元から離して充電する
「お腹が冷えている日に気づくようになった」冷えている日は、STEP1の温める時間を長めに
「途中で眠ってしまう日が増えた」それでよしとして、朝の1分で続きを補う

感じ方には個人差がありますが、どの声にも共通するのは、毎晩の小さな時間を楽しんでいること。

「もっと整えよう」とがんばるより、布団の中のひとときを味わうほうが、結果として長く続いていきます。

力で揉まず、気を込めて手を当てる

緩(ゆるり)の腸セラピーは、力で揉みほぐすのではなく、手の温かさと「今日もおつかれさま」という想いを込めて触れることを大切にしています。

夜のセルフケアでも、お腹に話しかけるような気持ちで手を当ててみてください。

寝る前のお腹は、1日の緊張や冷えでかたくなっている方が多いもの。やさしく手を当てる時間は、その日の自分をいたわる時間にもなります。

セルフケアをもっと深めたいなら

昼間にしっかり行う腸もみは、腸もみのやり方5分ステップで紹介しています。

体を動かす寝る前のケアは、寝たままや椅子でできる便秘ストレッチがおすすめ。

この記事の腸もみは「手で触れる」ケア、ストレッチは「体を動かす」ケアと考えて、組み合わせてみてください。

家族のお腹に触れるうちに「人のお腹も支えたい」と感じた方は、腸セラピスト卒業生のストーリーものぞいてみてください。

寝ながら腸もみとリラックスケアに関するよくある質問

布団の中のケアで迷いやすいところに、ひと言ずつお答えします。

寝ながら腸もみの途中で、眠ってしまっても大丈夫ですか?

むしろ理想的で、寝ながらケアの目的のひとつは「気持ちよく眠ること」。

途中で眠ってしまっても、そのまま休んでかまいません。

うつ伏せの姿勢で、腸もみをしてもいいですか?

うつ伏せはお腹を圧迫するので、仰向けが基本。

つらいときは、横向きで膝を軽く曲げる姿勢でもかまいません。

朝起きたときにも、寝ながら腸もみをしていいですか?

朝のベッドの中でするのも気持ちのいい習慣で、起き上がる前の1分だけでも十分。

夜はゆっくり、朝は軽く、と使い分けてみてください。

夕食をたくさん食べた日の夜も、腸もみをしていいですか?

食後すぐは消化の負担になるので、夕食から1〜2時間はあけてからにしましょう。

遅くなった夜はお休みにして、翌朝に振り替えるのもひとつの方法。

妊娠中でも、寝ながら腸もみをしてかまいませんか?

妊娠中は、自己判断でお腹をもむのは控えてください。

手を当てたいときは、まず主治医や助産師に相談しましょう。

布団の中の3分の寝ながら腸もみで、夜をやさしく整える

布団の中の3分の寝ながら腸もみで、夜をやさしく整える

寝ながら腸もみは、「眠りに向かう自分への贈り物」のような時間。

今夜から始められる小さな流れを、最後にまとめておきます。

  • 仰向けで膝を立て、手のひらをこすって温める(30秒)
  • おへそまわりの小腸を包むように当てる(30秒〜1分)
  • 右下から大腸の流れに沿って「の」の字をなでる(1〜2分)
  • 4秒吸って8秒吐く深呼吸(1分)
  • 食後すぐ・飲酒後・体調がすぐれない夜はお休み
  • 途中で眠ってもOK

大切なのは頑張って続けることではなく、「自分にやさしくする時間を、暮らしの中に作る」こと。

家族の寝かしつけにも使いたくなったら、「家族に寝ながら腸もみをしてあげるとき」の表を見ながら、相手に合わせた力加減で試してみてください。

武田

武田

まずは今夜、パジャマに着がえたら手のひらをこすり合わせるところまで試してみてください。続きのステップは、布団の中で眠くなるまでで十分です。

「自分の手で、誰かの役に立てたら」

その気持ち、本物にしませんか。

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この記事を書いた人

武田 貴美江

武田 貴美江

セラピスト歴は27年以上。腸セラピーサロン「緩(ゆるり)」を開業し、これまで8,000人以上の健康をサポート。腸セラピスト養成講座では150人以上の腸セラピストも育成。著書に『神秘の小腸力』があります。SNSでは腸に関する情報も発信中✉️✨

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