
「お風呂上がりに腸もみをやってみたいけれど、わざわざ起きてやるのは面倒」「布団の中で寝ながらできるやさしいセルフケアって、ある?」
1日の終わり、ベッドに入ってからやさしくセルフケアができたら、毎日の習慣にしやすそうですよね。
じつは、セルフ腸もみは寝ながら3〜5分で十分に成り立つやさしいケア。起き上がる必要がない分、続けやすく、リラックス効果も大きいのでした。
読み終わるころには、「今夜から、まず布団の中で試してみよう」と感じられているはずです。
頑張る必要のない、ふんわり眠りへ向かうための小さな自分時間。ここから一緒に、やさしく整えていきましょう。
寝ながらセルフ腸もみとは?就寝前に知っておきたい基本

はじめに、「寝ながらのセルフ腸もみ」という言葉の輪郭を、ざっくりつかんでおきましょう。
全体像が見えると、無理なく続けやすい形が自然と整っていきます。
- 寝ながらケアの3つの良さ
寝ながらケアの3つの良さ
寝ながらのセルフ腸もみには、立ってやる・座ってやるケアにはない3つの良さがあります。
1つ目は、お腹の力が抜けてやわらかくなりやすいこと。2つ目は、終わったあとそのまま眠れるので入眠の導入がスムーズなこと。3つ目は、寝る前のリラックス習慣として続けやすいこと。
「やる気を出して起き上がる」というハードルがないので、忙しい日でも自然と続いていきます。
寝ながらできるセルフ腸もみ!布団でできる基本ステップ
布団の中で3〜5分でできるセルフ腸もみのステップを、4つに分けてお話しします。
仰向けで膝を少し立てて、ご自身にとって楽な姿勢から始めていきましょう。
- STEP1:手のひらを温める(30秒)
- STEP2:お腹に手のひらを当てる(30秒)
- STEP3:時計回りに「の」の字をなでる(1〜2分)
- STEP4:仕上げの深呼吸(1〜2分)
- 4ステップを表でまとめておく
STEP1:手のひらを温める(30秒)
まずは手のひらをこすり合わせて温めるところから。
冷たい手でいきなりお腹に触れると、体がびっくりして緊張してしまうので、必ず温めてからスタートしてください。
冬場で手が特に冷たい日は、湯たんぽや布団の中で手のひらを30秒ほど温めてあげると、より滑らかに入っていけます。
STEP2:お腹に手のひらを当てる(30秒)
温まった両手を、おへその周りにそっと重ねて置きます。
圧はかけず、ただ「手の温度を伝える」感覚で、30秒キープ。深呼吸を3回ほどゆっくり繰り返します。
手のひらの体温がじんわりお腹に伝わってくるのを感じられたら、土台のリラックスができている合図です。
STEP3:時計回りに「の」の字をなでる(1〜2分)
右手のひらで、おへその周りを時計回りに「の」の字を書くように、ゆっくりなでていきます。
1周15〜20秒くらいの、本当にゆったりとしたペースで4〜5周ほど。呼吸を止めず、ふぅっと吐きながら動かすのがコツです。
圧は「お肌の上を雪が落ちるような軽さ」で、力まないこと。動きの速さも、自分が「ちょっと遅すぎるかな」と感じるくらいが、夜のセルフケアにはちょうどいいです。
STEP4:仕上げの深呼吸(1〜2分)
最後に、両手をお腹に当てたまま、ゆっくり深呼吸を5回ほど。
吸うときにお腹がふくらみ、吐くときに手のひらがそっと沈む。その動きを感じながら、そのまま眠りに向かうイメージで終わります。
4ステップを表でまとめておく
基本ステップを、ひと目で見られるよう表に整理しておきます。
| STEP | 動き | 時間 |
|---|---|---|
| 1 | 手のひらを温める | 30秒 |
| 2 | お腹に重ねて深呼吸 | 30秒 |
| 3 | 時計回りに「の」の字 | 1〜2分 |
| 4 | 仕上げの深呼吸 | 1〜2分 |
4ステップ合わせて3〜5分がちょうどいい目安。10分も20分も続ける必要はなく、むしろ短いほうが毎晩の習慣になりやすいもの。「歯みがきのあと」「布団に入って深呼吸する前」など、寝るまでの動作にすっと入れ込めるサイズに設計されています。
寝ながらのセルフ腸もみをもっと心地よくする就寝前の工夫

基本に慣れてきたら、もっと心地よくする工夫を取り入れて、自分なりの夜のルーティンを育てていきましょう。
- 湯たんぽ・ホットアイマスクと組み合わせる
- 呼吸の音を心の中で数える
- 香りや音楽でリラックス度を高める
- 家族にやってあげる場合
湯たんぽ・ホットアイマスクと組み合わせる
お腹の上に小さな湯たんぽを乗せたまま、その上から手を重ねるスタイルもおすすめ。
ホットアイマスクと組み合わせれば、視覚もお腹も同時に休まるとびきりのリラックス時間になります。
低温やけどには十分注意して、肌に直接触れない・長時間放置しない、を守って使いましょう。
呼吸の音を心の中で数える
「吸う4・止める2・吐く6」のように、心の中でゆっくり数えながらやると、自然と呼吸が深くなり、眠りへの導入がさらにスムーズに。
数えることで思考が呼吸に集中するので、頭の中のおしゃべりが静まりやすくなる、というおまけの効果も期待できます。
香りや音楽でリラックス度を高める
ラベンダーのアロマやヒーリング音楽など、好きな香り・音を組み合わせると、自分だけの「夜の聖域」になっていきます。
習慣化のスイッチとして、同じ香り・同じ音楽を繰り返すと、入眠リズムが整いやすくなる方もいらっしゃいます。
香りはラベンダーのほかにカモミール・ゼラニウム・ベルガモットなどが眠りの時間に向くと言われてきました。無印良品やニトリで手に入るアロマストーンを枕元に置くだけでも、寝る前の儀式感が生まれるでしょう。音楽は歌詞のないインストか自然音がおすすめ。日課にすると、香りや音だけで体が眠るモードに入りはじめる方もいらっしゃるでしょう。
家族にやってあげる場合
パートナーやお子さんが寝かしつけの前に「お腹さわって」と言ってきたら、寝ながらケアは最適なふれあい時間。
力加減を「いつもよりさらに弱く」を意識して、ゆったりなでてあげてください。
「お腹さわるね」「気持ちいい?」と声をかけながら寄りそうこと自体が、何よりの安心感につながっていきます。
腸セラピーの視点で、夜のお腹は「労る」だけでいいという考え

- 「効果」より「気持ちよさ」を優先する
- セルフケアをもっと深めたいなら
「効果」より「気持ちよさ」を優先する
朝のケアが「スイッチを入れる」役割なら、夜のケアは「スイッチを切る」役割。
「もっと押せばリズムが整うかも」と頑張りすぎると、かえって体が緊張してしまうので、夜は手の温度だけ伝える程度でちょうどよいのでした。
「眠るためのお腹なで」と「整えるためのお腹もみ」は、最初から目的を分けて使い分けるのがおすすめです。
セルフケアをもっと深めたいなら
もし、セルフケアの基本やもう少し本格的なやり方を整理したくなったら、腸もみのやり方やセルフ腸もみは毎日やっていい?もあわせてご覧ください。
シリーズで読み比べていただくと、ご自身に合うセルフケアの形が、より立体的にはっきりと見えてくるはずです。
朝のケアと夜のケアでは、「目指す体感」が違うのもポイント。朝は「お腹を起こす」、夜は「お腹を眠らせる」。同じ「お腹に触れる」所作でも、時間帯で意味が変わってくると、セルフケアの引き出しがぐっと豊かになるでしょう。
寝ながらセルフ腸もみとリラックスケアに関するよくある質問
サロンでよくいただくご質問をまとめておきます。
途中で寝てしまっても大丈夫?日常で続けていけるか気になります
むしろ理想的です。寝ながらケアの目的のひとつは「気持ちよく眠ること」なので、途中で意識が遠のいたら、そのまま安心して眠ってしまってOKです。
翌朝に「あれ、いつ寝たんだろう?」と思える夜が、いちばん良い夜だと言えるでしょう。お腹がほどよく温まった状態で眠れた合図です。
「全ステップを完璧にやりきる」より、「途中で気持ちよくなって眠る」くらいで充分。夜のセルフケアは、技術ではなくリラックス時間。手順を覚えたあとは、その夜の自分の感覚に従って、自由に短くしたり省略したり、自分のペースで楽しんでみてください。
うつ伏せでもいい?気になっているので教えてください
うつ伏せはお腹を圧迫してしまうので、仰向けが基本。
仰向けがつらい方は、横向きで膝を軽く曲げ、上の手でお腹をなでる姿勢でも問題ありません。
枕を低めにする・膝の下にクッションを入れるなどの工夫で、より楽な姿勢が見つかるはずです。
朝起きた時にもやっていい?くわしく知りたいです
朝のベッドの中でやるのも気持ちのいい習慣。
朝は「目覚めのスイッチ」として軽くなで、夜は「お休みの儀式」としてゆっくり、と使い分けてみてください。
朝晩で時間配分を変えると、それぞれの目的にちょうど合うリズムが作りやすくなります。
満腹で寝るときはやらないほうがいい?判断の目安を知りたいです
食後すぐの寝ながらケアは、消化の負担になることがあります。
食事から最低でも1時間、できれば3時間ほど空けてから行うのが安心です。
夜に遅めの食事をした日は、当日のケアはお休みにして、翌朝の軽いなでケアに振り替えるのもよい工夫になるでしょう。
暮らしに取り入れるときの注意点はあるのでしょうか?気をつけるポイントを知りたいです
強い不調や気になる症状がある時は、専門家にご相談ください。日々の心地よさを基準に、無理のないペースで取り入れることが、長く続けるコツになります。
布団の中の3分のセルフ腸もみが、夜と暮らしをやさしく整える

寝ながらのセルフ腸もみは、「眠りに向かう自分への贈り物」のような時間。
今夜から始められる小さな流れを、最後にまとめておきます。
- 手のひらをこすって温める(30秒)
- お腹に重ねて深呼吸3回(30秒)
- 「の」の字をゆっくり4〜5周(1〜2分)
- 仕上げの深呼吸5回(1〜2分)
- 途中で眠ってもOK
この3〜5分を続けてみると、夜の入眠とお腹のリズムが、少しずつ穏やかに整っていくはずです。
大切なのは頑張って続けることではなく、「自分にやさしくする時間を、暮らしの中に作る」こと。
もし、ご自身のお腹だけでなく「家族の眠りも、この手でやさしく支えていきたい」という気持ちが芽生えてきたら、その気持ちはきっと、毎日の暮らしを支えるいちばん大切な種になっていきます。
「自分の手で、誰かの役に立てたら」
その気持ち、本物にしませんか。
未経験から始められる、腸セラピスト養成講座。短期集中2日、何度でも無料でリピート受講できます。いきなり独立しなくて大丈夫。副業から始める卒業生が大半です。
-
【安全のために】腸セラピーの禁忌!受ける前に知りたい注意点
記事がありません

SNSで情報発信してますので
フォローもお願いします✨
この記事を書いた人
武田 貴美江
セラピスト歴は27年以上。腸セラピーサロン「緩(ゆるり)」を開業し、これまで8,000人以上の健康をサポート。腸セラピスト養成講座では150人以上の腸セラピストも育成。著書に『神秘の小腸力』があります。SNSでは腸に関する情報も発信中✉️✨










