
「セルフ腸もみを覚えたけれど、本当に毎日やっていいのかな?」「やりすぎて、お腹に負担になることはない?」
続けようと思ったときに、ふと気になる「頻度」の疑問。
一度きちんと、自分の中で整理しておきたいところ。
結論からお伝えすると、腸もみは「やさしく・短く」なら毎日やってだいじょうぶというのが、私が現場でお伝えしていることです。
目安は1回3分ほど、1日1〜2回まで、食後1〜2時間はあけて、体調がすぐれない日は休むことが前提になります。
手技のくわしい手順は別の記事に任せて、この記事では「毎日どう続けるか」に絞ってお話しします。
腸もみは毎日やっていい?結論は「やさしく短く」なら毎日OK

はじめに、毎日の腸もみの前提を整理しておきましょう。
頻度の考え方が見えると、自分にちょうどよいリズムがわかりやすくなります。
- 基本は「気持ちいい範囲なら毎日OK」
- 週1回強くより毎日3分がよい理由
- 1日の回数と時間の目安
- 1週間の組み立て例(平日と週末)
- 物足りない日の過ごし方
- 毎日やりすぎているときのサイン
- 毎日の腸もみでよくある勘違い
- 毎日続けると気づきやすくなること
- 好きなことと組み合わせて楽しむ
基本は「気持ちいい範囲なら毎日OK」
私はお客様に、「気持ちいいけれど少し物足りない」くらいの強さなら、毎日続けてかまいませんとお伝えしています。
大切なのは時間や回数より、「自分のお腹のその日のサインに合わせる」柔軟さ。
週1回強くより毎日3分がよい理由
気合いを入れて毎日10分と決めると、続かなくなってしまうことがよくあります。
3分でも気持ちよく続けるほうが、自分のお腹と向き合う時間を長く保てるもの。
1日の回数と時間の目安
| 項目 | 目安 |
|---|---|
| 1回の時間 | 3分ほど(長くても5分まで) |
| 1日の回数 | 1〜2回まで |
| 週の回数 | 5日できれば十分 |
| 強さ | 気持ちいいけれど少し物足りない程度 |
| 避けたいとき | 食後1〜2時間・飲酒後・体調がすぐれない日 |
「もっとやりたい」と感じるくらいで切り上げると、翌日もまた気持ちよく取り組めます。
体調や季節によって、ちょうどよい回数は変わってもかまいません。
1週間の組み立て例(平日と週末)
毎日続けるといっても、平日と週末で同じ形にしなくてかまいません。
下の表は、平日は短く、週末は少しゆっくりという組み立ての一例。
| 曜日 | 時間帯 | 内容 |
|---|---|---|
| 月〜木 | 寝る前 | 3分の基本の流れ |
| 金 | 寝る前 | 疲れていたら1分バージョン |
| 土 | お風呂上がり | 5分かけてゆっくり、なでる時間を長めに |
| 日 | 好きな時間 | お休み、または手を当てて深呼吸だけ |
週5日できれば十分という目安で考えると、1〜2日のお休みを最初から予定に入れておくのも、続けるための工夫になります。
予定がくずれた週は、表どおりにいかなくても気にせず、できた日に丸をつけるだけでかまいません。
物足りない日の過ごし方
「もっとやりたい」と感じる日ほど、1回3分を1日2回までの目安を守って、やめどきを意識するのがセルフケアのコツ。
物足りなさは、腸もみ以外のやさしいケアで埋めてあげましょう。
- 白湯をゆっくり1杯飲む
- お腹に手のひらを当てたまま、深呼吸を5回
- 寝る前に、ひざを抱えて背中を丸める
- 湯船につかって、お腹まわりを温める
よくあるのが、「気持ちよかったので3回目、4回目と続けたら、翌日お腹がだるかった」という失敗。
物足りないくらいで終えた日のほうが、翌日もまた触れたくなるもの。
毎日やりすぎているときのサイン
毎日続けていると、知らないうちに時間や強さが増えていることがあります。
次のサインに心当たりがあれば、いったん1分バージョンに戻す合図と考えてください。
- 翌朝、お腹がだるい・重いと感じる日が続く
- 押していた場所に、触れると痛むところが残っている
- 3分のつもりが、気づくと10分近くたっている
- 1日3回以上、「なんとなく」お腹を押している
よくあるのが、「毎日やっているのに物足りなくなって、少しずつ強くしていた」という例。
毎日のケアほど、強さは最初に決めた「少し物足りない」に戻すことを意識してみてください。
毎日の腸もみでよくある勘違い
| よくある勘違い | 実際の考え方 |
|---|---|
| 毎日やらないと意味がない | 週5日できれば十分。休んだ日も気にしない |
| 長くやるほどよい | 1回3分ほどで切り上げるほうが続けやすい |
| 強く押すほどよい | 気持ちいいけれど少し物足りない程度で |
| 痛くても続けるのがよい | 痛みはやめどきのサイン。なでるだけに切りかえる |
勘違いに気づけたら、それだけで毎日の腸もみはぐっと楽になります。
がんばりすぎないことこそ、毎日続けるいちばんのコツ。
毎日続けると気づきやすくなること
毎日お腹に触れていると、次のようなことに気づきやすくなります。
- お腹のかたさや冷えが、日によってちがうこと
- 忙しい時期や寝不足の日に、お腹がかたくなりやすいこと
- 食べたものや飲んだものと、お腹の張りのつながり
- 手を当てると、気持ちがふっと落ち着く感覚
感じ方には個人差がありますが、自分の体の小さなサインに気づけることが、毎日続けるいちばんの楽しみかもしれません。
気づいたことは、手帳やスマートフォンのメモにひと言書いておくと、あとで見返せて便利です。
好きなことと組み合わせて楽しむ
毎日の腸もみを続けるには、「やらなきゃ」より「やりたい」と思える仕掛けをつくるのがいちばん。
- 好きな曲を1曲かけて、その曲が終わるまでを目安にする
- お気に入りの香りのハンドクリームを、腸もみの前だけに使う
- 終わったら、温かい飲み物をゆっくり1杯飲む
- カレンダーに、できた日だけ小さなシールを貼る
よくあるのが、「1曲分なら、と思って始めたら、気づけば毎晩の楽しみになっていた」という声。
時間を計るより、好きなことの長さに合わせるほうが、ちょうどよいところで終えやすくなるでしょう。
腸もみを毎日するならいつ?おすすめの時間帯と避けたいとき
毎日続けるには、「いつやるか」を決めておくことがいちばんの近道です。
おすすめの時間帯と、避けたいタイミングを整理しておきます。
- お風呂上がり・寝る前・起床後の白湯のあと
- 自分に合う時間帯を決める3つの質問
- 食後1〜2時間・飲酒後は避ける
- 時間帯ごとのおすすめの表
- 朝派と夜派、それぞれの続け方
- 忙しい日の1分バージョン
- 夜勤・旅行・帰省で生活リズムが変わる日
お風呂上がり・寝る前・起床後の白湯のあと
続かない最大の原因は、「いつやるか決まっていない」こと。
「お風呂上がり」「寝る前」「朝の白湯のあと」など、毎日の動作とセットにすると、自然と続いていきます。
スマホのリマインダーに「お腹3分」と同じ時間で登録しておくのもおすすめです。
自分に合う時間帯を決める3つの質問
時間帯に迷ったら、次の3つの質問に答えてみると、自分に合う時間が見つかりやすくなります。
- 毎日かならずしている動作は何?(歯みがき・入浴・白湯など)
- その前後に、3分ほど横になれる場所はある?
- その時間は、食事から1〜2時間あいている?
3つ全部に当てはまる時間が、あなたの「腸もみの定位置」。
| 答えの例 | 決めた時間帯 |
|---|---|
| 毎晩お風呂に入る・寝室で横になれる・夕食から2時間たっている | お風呂上がりに布団の上で |
| 朝は白湯を飲む・ベッドの上で少し過ごせる・朝食の前 | 起きて白湯を飲んだあと |
| 夜は疲れてすぐ眠る・朝はあわただしい・昼休みは自席 | 寝る前に布団の中で1分だけ |
決めた時間帯は、1週間試してみて合わなければ、別の時間に変えてかまいません。
「この時間なら続けられそう」と思えるところが見つかるまで、気楽に試してみてください。
食後1〜2時間・飲酒後は避ける
食後すぐは胃腸が消化に集中している時間なので、腸もみは避けるのが基本。
目安は食後1〜2時間をあけてから。
お酒を飲んだあとも、その日はお休みにしておきましょう。
時間帯ごとのおすすめの表
| 時間帯 | おすすめ度 | ポイント |
|---|---|---|
| 起きてすぐ(白湯のあと) | ◯ | 仰向けのまま、軽くなでる程度に |
| お風呂上がり | ◎ | 体が温まり、お腹がゆるみやすい |
| 寝る前(布団の中) | ◎ | 深呼吸と合わせて、そのまま眠りへ |
| 食後すぐ | × | 1〜2時間あけてから |
| お酒を飲んだあと | × | その日はお休み |
自分の暮らしでいちばん落ち着ける時間帯を、ひとつ選んでみてください。
決めた時間帯にできなかった日は、別の時間に1分バージョンをするだけでも十分です。
朝派と夜派、それぞれの続け方
毎日やるなら朝でも夜でも問題ありませんが、リラックスして取り組みたい方にはお風呂上がり〜寝る前がおすすめ。
朝にやる場合は、起きてすぐの白湯のあとに軽くなでる程度から始めるとよいでしょう。
| 朝派 | 夜派 | |
|---|---|---|
| くっつける習慣 | 白湯を飲んだあと | お風呂上がり・布団に入ったあと |
| 強さ | なでる程度に軽く | いつもの3分の流れで |
| 向いている方 | 朝に少し時間がとれる方 | 1日の終わりにほっとしたい方 |
| 気をつけたいこと | 朝食の直後は避け、白湯のあとに | 夕食から1〜2時間はあける |
いちばん続けやすいのは、「すでにある習慣にくっつける」方法。
忙しい日の1分バージョン
どうしても時間がとれない日は、1分だけのバージョンでかまいません。
- 手をこすって温める(10秒)
- お腹に手のひらを重ねて、深呼吸を3回(30秒)
- おへそを中心に、時計回りに3周なでる(20秒)
1分でも「今日もお腹に触れた」という積み重ねが、毎日続ける自信になっていきます。
ゼロの日をつくらないことを目標にすると、気持ちもぐっと楽になるはず。
夜勤・旅行・帰省で生活リズムが変わる日
生活リズムが変わる日は、時計の時刻ではなく「寝る前」「起きたあと」を目印にすると続けやすくなります。
| 場面 | 続け方の例 |
|---|---|
| 夜勤・交代勤務 | 仕事から帰って眠る前に、布団の中で1分。食事のあとは1〜2時間あける |
| 旅行・出張 | ホテルのベッドでひざを立て、服の上から1分バージョン |
| 帰省・来客 | 人目が気になるなら、湯船の中で手を当ててなでるだけにする |
| 飛行機や長い移動 | 座ったまま、お腹に手を当てて深呼吸を5回 |
よくあるのが、「旅行中は休もう」と決めて、帰ってからもそのまま再開しそびれてしまうケース。
移動の日は「手を当てるだけ」でも1日と数えておくと、いつものリズムに戻りやすくなります。
交代勤務の方は、勤務のパターンごとに「この日はこの時間」と決めて手帳に書いておくと、迷う時間が減るでしょう。
毎日の腸もみの強さと3分でできる基本の流れ

毎日続けるからこそ、強さと流れを「毎日でも負担にならない形」にしておきましょう。
- 強さは「気持ちいいけれど少し物足りない」
- お腹のかたさでその日の強さを決めるセルフチェック
- 毎日3分の基本の流れ
- 呼吸と手の温かさを合わせる
- 1日2回にするときの朝と夜の分け方
- 季節ごとの毎日の腸もみの工夫
- 飽きずに続けるための小さな変化
強さは「気持ちいいけれど少し物足りない」
毎日続けるからこそ、強さは「気持ちいいけれど少し物足りない」程度に留めるのが基本。
指の腹がお腹にそっと沈むくらいで、押しこまない強さが目安です。
痛みは「お腹からのSOSサイン」なので、すぐに圧をゆるめて、気持ちいい範囲に戻しましょう。
翌日に痛みや違和感が残った日は、次の日の強さをさらにやさしくして、なでるだけにしてみてください。
お腹のかたさでその日の強さを決めるセルフチェック
始める前に、指の腹でおへそのまわりにそっと触れて、今日のお腹を確かめてみましょう。
| 今日のお腹 | その日の腸もみ |
|---|---|
| やわらかく、指がふんわり沈む | いつもの3分の流れで |
| 少しかたい | なでる時間を長めに、押すのは控えめに |
| ひんやりしている | 手をよく温め、手のひらを当てる時間を長めに |
| 押すと痛い | 押さずになでるだけ、または休む |
私は著書『神秘の小腸力』で、「健康な人は腸マッサージをすると指が背中まで届くほどやわらかい」とお伝えしました。
毎日触れていると、お腹のかたさの小さな変化にも気づけるようになります。
毎日3分の基本の流れ
| 時間 | すること |
|---|---|
| 30秒 | 手をこすって温め、お腹全体を時計回りになでる |
| 1分 | おへそのまわり(小腸のあたり)を、指の腹でやさしく円を描く |
| 1分 | 右下→右上→左上→左下と、大腸の流れに沿ってそっと押す |
| 30秒 | みぞおちから下へなでおろし、深呼吸して終える |
慣れるまでは、この表を見ながらゆっくり進めればだいじょうぶ。
押す位置や手の形のくわしい説明は、腸もみのやり方をご覧ください。
呼吸と手の温かさを合わせる
緩(ゆるり)の腸もみは、力で揉まず、手の温かさと「心地よくゆるんでほしい」という想いを込めて触れることを大切にしています。
吐く息に合わせてそっと沈め、吸う息でゆるめるリズムにすると、力が入りすぎません。
1日2回にするときの朝と夜の分け方
1日2回行うときは、朝は軽く、夜はていねいにと役割を分けると、やりすぎを防げます。
| 朝 | 夜 | |
|---|---|---|
| 時間 | 1分ほど | 3分ほど |
| 内容 | 白湯のあと、仰向けのまま時計回りになでる | 3分の基本の流れを、呼吸を合わせてゆっくり |
| 強さ | 押さずに、なでるだけ | 気持ちいいけれど少し物足りない程度 |
| 気をつけたいこと | 朝食の前にすませる | 夕食から1〜2時間あける |
2回ともしっかり押すと、合計の刺激が強くなりがち。
どちらか1回は「なでるだけ」と決めておくと、毎日続けてもお腹に負担をかけにくくなります。
季節ごとの毎日の腸もみの工夫
| 季節 | 工夫 |
|---|---|
| 春 | 新生活で忙しくなりやすいので、1分バージョンも活用する |
| 夏 | 冷房で冷えたお腹を、手のひらでしっかり温めてから |
| 秋 | 寒暖差でこわばりやすいので、なでる時間を長めに |
| 冬 | 湯たんぽで手とお腹を温めてから始める |
季節の変わり目は、お腹のかたさも変わりやすい時期です。
セルフチェックで今日のお腹を確かめてから、強さと時間を決めてみてください。
飽きずに続けるための小さな変化
毎日続けていて「慣れてしまった」と感じたら、強さや時間帯、温め方を少しずつ変えてみるのがおすすめ。
同じ手順でも、その日のお腹のかたさに合わせて調整すること自体が、毎日の新しい気づきになるはず。
| 変えるところ | たとえば |
|---|---|
| 時間帯 | いつもの寝る前を、週末だけお風呂上がりに |
| 姿勢 | 仰向けのほか、椅子に座って背もたれに寄りかかった姿勢でも |
| 温め方 | 手をこするだけの日と、湯たんぽで温める日を分ける |
| なでる向き | 時計回りになでたあと、みぞおちから下へなでおろす |
「慣れる」より、「お腹と仲良くなる」感覚で続けてみてください。
腸もみを毎日続けるコツと休む日・やめたいサイン

- すでにある習慣にくっつけ、週5日できれば十分
- 4つのコツを表でまとめておく
- 生理中・体調不良の日は温めるだけにする
- 痛みが残る・腹痛や発熱があるときは医療機関へ
- 毎日続く人・やめてしまう人によくある違い
- 三日坊主になりやすい時期と乗り越え方
- 3日以上あいたときの再開ステップ
- 毎日続けた1か月によくある流れの例
- 毎日のお腹の記録のつけ方
- 変化を感じないときに見直したいこと
- 家族にも毎日するときの目安
すでにある習慣にくっつけ、週5日できれば十分
毎日続けるとは、「365日休まない」ことではありません。
歯みがきのあと、お風呂上がり、寝る前のスマホタイムの代わりなど、いまある所作の隣にすべりこませるほうが、自然と毎日になっていきます。
1週間に5日できれば100点満点と考えて、やらなかった日は、また明日から戻れば大丈夫。
4つのコツを表でまとめておく
| コツ | 具体的な動き | 意識するポイント |
|---|---|---|
| 1. 時間固定 | お風呂上がり・寝る前など | 毎日の動作とセット |
| 2. 短くやさしく | 1回3分でOK | 続けやすさを優先 |
| 3. 休む日も | 体調に合わせる | 週5日で十分 |
| 4. 強さ控えめ | 少し物足りないくらい | 毎日でも負担にならない力加減 |
もし1つだけ意識するなら、「4. 強さ控えめ」を選んでみてください。
強く揉むほど良いわけではない、というのが毎日のセルフ腸もみの基本です。
生理中・体調不良の日は温めるだけにする
体調がすぐれない日や、生理中で下腹部の不調が強い日は、「お休み」を選ぶ柔軟さも大切。
軽い不調なら、押さずに手のひらでお腹を温めるだけにしておきましょう。
「やらない自分」を責めると続かなくなるので、休みも前向きに選んであげてください。
| 時期 | 毎日の腸もみ |
|---|---|
| 生理中で不調が強い日 | お休みにする |
| 生理中で軽い体調の日 | 押さずに、手のひらで温めるなでケアだけ |
| 生理が終わってから | 軽めのケアから、いつもの3分の流れに戻していく |
気になる症状があるときは、婦人科に相談してください。
「生理の間は休むと決めたら、かえって気持ちが楽になった」と話す方もいます。
痛みが残る・腹痛や発熱があるときは医療機関へ
次のようなときは腸もみを控え、必要に応じて医療機関に相談してください。
- 腸もみのあとの痛みが、なかなか引かない
- 強い腹痛・吐き気・発熱がある
- 血便や黒っぽい便が出る
- 妊娠中、またはお腹の手術を受けてから日が浅い
控えたい人やタイミングの全体像は、腸もみでやってはいけないこと・注意点で確認できます。
毎日続く人・やめてしまう人によくある違い
お客様のお話をうかがっていると、続く人とやめてしまう人には、よくある違いがあります。
| 毎日続く人 | やめてしまう人 |
|---|---|
| 3分など短い時間で区切っている | 最初から10分以上と決めている |
| やる時間帯が決まっている | 「時間があるときに」と思っている |
| 物足りないくらいでやめている | 強く長くやって、翌日に疲れている |
| 休んだ日も気にせず翌日に戻る | 1日休むと、そのままやめてしまう |
右の列に心当たりがあっても大丈夫。
左の列をひとつずつまねしていけば、続けやすさはぐっと変わってきます。
まずは、やる時間帯を決めるところから始めてみましょう。
三日坊主になりやすい時期と乗り越え方
毎日の腸もみが止まりやすい時期には、よくある流れがあります。
| 時期 | よくあること | 乗り越え方 |
|---|---|---|
| 3日目ごろ | 張り切った疲れが出て、面倒に感じる | 1分バージョンに切りかえて、ゼロの日をつくらない |
| 2週間目ごろ | 手順に慣れて、なんとなく飽きてくる | 時間帯や温め方を変えて、新しい気づきを探す |
| 1か月目ごろ | 予定が詰まり、気づけば数日あいている | 記録を見返して、続けられた日を数えてみる |
止まりやすい時期を知っておくと、「私だけ続かない」と落ちこまずにすむもの。
3日以上あいたときの再開ステップ
何日か休んでしまったときは、いきなり3分に戻さず、3日かけて少しずつ戻すのがおすすめ。
- 1日目:お腹に手を当てて、深呼吸を3回するだけ
- 2日目:時計回りになでる動きを足して1分
- 3日目:いつもの3分の流れに戻す
休んだあとのお腹は、冷えていたりかたかったりと、いつもと感じが違うこともあります。
手を当てたときに痛みや違和感があれば、無理に戻さず、その日は温めるだけにしてください。
「また最初から」ではなく「続きから」と考えると、再開のハードルも低くなるはず。
毎日続けた1か月によくある流れの例
毎日の腸もみを始めた方の1か月は、たとえば次のような流れになることがよくあります。
| 時期 | よくある様子 | このころのポイント |
|---|---|---|
| 1週目 | 手順を確かめながらで、3分が長く感じる | 表を見ながらでよいので、時間帯だけは固定する |
| 2週目 | 手順を覚え、布団に入ると自然に手がお腹へ | 強くしすぎていないか、ときどき確かめる |
| 3週目 | 忙しい日が続き、1分バージョンの日が増える | 短い日も「続けた日」として記録に残す |
| 4週目 | 記録を見返し、お腹がかたくなりやすい日に気づく | 気づいたことを、時間帯や強さの調整に生かす |
感じ方には個人差があり、この流れのとおりでなくてもまったく問題ありません。
「1か月続けた」という事実そのものが、次の1か月を続ける自信になっていくはず。
毎日のお腹の記録のつけ方
毎日続けるなら、簡単な記録をつけておくと、自分のペースが見えてきます。
| 日 | 時間帯 | お腹の様子 | ひとこと |
|---|---|---|---|
| 1日目 | 寝る前 | 少しかたい | 3分できた |
| 2日目 | お風呂上がり | やわらかめ | 手を当てるとほっとした |
| 3日目 | お休み | ― | 疲れていたので休んだ |
| 4日目 | 寝る前 | ふつう | 1分バージョン |
お休みした日も書いておくと、「自分は週に何日くらいがちょうどいいか」がわかりやすくなります。
記録は完璧でなくてよく、書けた日だけで十分です。
変化を感じないときに見直したいこと
毎日続けても変化を感じないときは、まず2〜3週間ほど、お腹の様子を記録しながら続けてみてください。
「お腹のかたさ」「温かさ」「朝のお通じのリズム」など、小さなサインに目を向けるのがコツ。
| 見直すところ | 確かめたいこと |
|---|---|
| 強さ | 強すぎて、体がこわばっていないか |
| 時間帯 | 食後すぐや、慌ただしい時間にしていないか |
| 見るところ | お通じだけで判断していないか |
「お通じが変わらないから意味がない」とやめてしまう前に、記録を見返して、お腹がやわらかかった日を探してみるのもひとつの方法。
感じ方には個人差があるので、焦らず長い目で付き合っていきましょう。
家族にも毎日するときの目安
子どもや高齢の家族にも、手のひらで温めながらなでるケアなら、毎日の習慣として取り入れられます。
自分にするときよりもさらにやさしい力で、1〜2分ほどの短い時間にしておきましょう。
家族のケアの基本は、家族のお腹に触れるセルフ腸もみで紹介しています。
腸もみを毎日続けることについてよくある質問
回数・生理中・朝と夜など、毎日続けるうえで引っかかりやすい点を短く確認しておきます。
腸もみは、1日に何回までやってもいいのでしょうか?
目安は1回3分を1日2回までで、少し物足りないくらいでやめるのがコツ。
物足りない日は、白湯を飲んだり深呼吸をしたりして過ごしてみてください。
毎日続けていると、お腹が慣れてしまうことはありませんか?
強さや時間帯、温め方を少しずつ変えると、飽きずに続けやすくなります。
その日のお腹のかたさに合わせて調整するのもコツ。
生理中にも、腸もみをしてかまわないのでしょうか?
不調が強い日はお休みにし、軽い体調なら温めるなでケアにとどめましょう。
気になる症状があるときは、婦人科に相談してください。
毎日続けても変化を感じないときは、どうすればいいですか?
まずは2〜3週間、記録しながら続けてみてください。
感じ方には個人差があるので、お腹のかたさや温かさなど小さなサインを見てみましょう。
朝と夜では、毎日やるならどちらがいいですか?
どちらでもよく、リラックスしたい方にはお風呂上がり〜寝る前がおすすめ。
すでにある習慣にくっつけると、続きやすくなります。
腸もみを毎日3分の自分時間として長く続けていく

腸もみは毎日やっていいセルフケアで、大切なのは「強さよりやさしさ・量より続けやすさ」のスタンスです。
今日から始められる毎日のリズムを、最後にまとめておきます。
- 1回3分・1日1〜2回まで
- 強さは「気持ちいいけれど少し物足りない」程度
- お風呂上がりや寝る前など、時間を固定する
- 食後1〜2時間・飲酒後は避ける
- 体調がすぐれない日は温めるだけ、痛みや発熱があるときは医療機関へ
- 週5日できれば十分、休んだ日も責めない
このリズムを2〜3週間ほど続けてみると、自分のお腹に合うペースが自然と見えてくるはず。
大切なのは、「やめないでまた戻れる」柔らかい関係性を、ご自身のお腹と築いていくことです。
お腹に触れる仕事を始めた修了生の歩みは、修了生が腸セラピストになるまでの体験談で紹介しています。
本格的に学んでみたい方は、腸もみ資格の取り方もご覧ください。
「自分の手で、誰かの役に立てたら」
その気持ち、本物にしませんか。
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この記事を書いた人
武田 貴美江
セラピスト歴は27年以上。腸セラピーサロン「緩(ゆるり)」を開業し、これまで8,000人以上の健康をサポート。腸セラピスト養成講座では150人以上の腸セラピストも育成。著書に『神秘の小腸力』があります。SNSでは腸に関する情報も発信中✉️✨











