【デメリットも解説】腸活のメリットとは!体と暮らしに感じる変化と始める前の注意点

【デメリットも解説】腸活のメリットとは!体と暮らしに感じる変化と始める前の注意点

「腸活って、結局のところ何がそんなに良いの?」

「始める前に、デメリットや注意点も知っておきたい」

友人や雑誌にすすめられても、やる価値があるのか判断できないと、なかなか一歩を踏み出せないものです。

この記事では、腸活のメリットを、なぜそう言われるのかという理由とあわせて整理し、デメリットや始める前の注意点までお伝えします。

結論からお伝えすると、腸活のメリットはお腹の調子を入り口に、生活リズムや気持ちまで整えるきっかけになること。
ただし医療ではないため、病気を防いだり治したりするものではありません。

武田

武田

腸活は「何かを足す健康法」というより、毎日の暮らしをお腹の目線で見直すこと。そう考えると、ぐっと気楽に始められます。

この記事の執筆者
武田 貴美江

武田 貴美江

腸セラピー・腸もみサロン「緩(ゆるり)」主宰/腸セラピスト養成講座 講師

セラピスト歴27年以上。8,000人以上の健康をサポートし、150人以上の腸セラピストを育成。著書『神秘の小腸力』。

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目次Outline

腸活のメリットとは?結論は「お腹から暮らし全体が整う」こと

腸活のメリットとは?結論は「お腹から暮らし全体が整う」こと

腸活とは毎日の食事と生活で整える習慣

腸活とは、食事・睡眠・運動・休息といった毎日の習慣を通して、お腹のリズムを整えていく取り組みのことです。

特別な道具やサプリがなくても、ふだんの食卓と生活の見直しから始められます。

  • 食事:発酵食品と、野菜・海藻・豆類などの食物繊維をとる
  • 睡眠:夜ふかしを減らし、体を休める時間をつくる
  • 運動:歩く・体をひねるなど、こまめに体を動かす
  • 休息:湯船につかる、お腹に手を当てて深呼吸する

どれかひとつを完璧にするより、4つを少しずつ底上げするほうが、無理なく続けやすいでしょう。

腸活で語られるメリットをひと目で

メリットよく聞かれる声
お通じのリズムを見直すきっかけになる「朝のリズムが落ち着いてきた気がする」
お腹のすっきり感・あたたかさ「お腹が軽く、温かく感じる」
気分や眠りが落ち着きやすい「夜ぐっすり眠れる日が増えた」
生活リズムが整う「朝ごはんを食べるようになった」
家族の食卓にも広がる「家族みんなで味噌汁を飲むようになった」

どれも感じ方には個人差があるもので、すべての人に同じように表れるわけではありません。

一つひとつの体感の中身は、腸活で感じる5つの変化でくわしく紹介しています。

始める前に、今のお通じの回数、便の形(かたい・ふつう・やわらかい)、お腹の張りを1週間ほどメモしておくと、あとで変化を比べる目安になります。
便のようすは日によって揺れるので、1日ごとではなく、1週間の流れで見比べるのがコツ。

腸活のメリットと注意点の早見表

始める前に、良いところと気をつけたいところを並べて見ておきましょう。

メリット気をつけたいこと
いつもの食卓から、お金をかけずに始められる食物繊維やオリゴ糖を急に増やすと、お腹が張ることがある
生活リズムを見直すきっかけになる体質によっては、合わない食材もある
家族と一緒に取り組める気になる症状を、腸活だけで様子見しない
お腹に意識が向き、体調の変化に気づきやすくなる情報が多く、言い切りの宣伝にまどわされやすい

右の列を知っておけば、メリットを無理なく受け取れるようになります。

腸活を始めた人からよく聞くひと言

腸活を始めたばかりの方からは、たとえばこんなひと言をよく聞きます(どれも個人の感想です)。

場面よく聞くひと言
朝「味噌汁を飲むのが習慣になって、朝ごはんを抜かなくなった」
夜「お腹に手を当ててから寝ると、気持ちが落ち着く気がする」
職場「何をしているのか聞かれて、味噌汁と白湯だけと答えたら驚かれた」
家族「子どもが、味噌汁の具を当てるのを楽しみにしている」

腸活のメリットとして最初に感じるのは、お腹そのものより、こうした暮らしの小さな変化であることも多いもの。

感じ方は人それぞれなので、まわりと比べず、自分なりの変化を見つけていきましょう。

続けるうちに、あなたならではの腸活の楽しみ方が見つかっていくはず。

メリットを感じるまでの目安と振り返り方

感じ方には個人差がありますが、早い方は数週間、まずは2〜3か月を目安に続けてみるのがおすすめ。

短期間で結果を求めず、季節がひとつ変わるくらいの気持ちで取り組んでみてください。

振り返ること見るところ
お腹の張り夕方にお腹が重くなる日が減ってきたか
お通じリズムや、出たときのすっきり感
寝つき布団に入ってから眠るまでの感じ
朝の気分起きたときの体の軽さや気持ち

月に1回くらい、カレンダーやメモを見返すと、小さな変化に気づきやすくなります。

「3か月前のメモと比べて、はじめて夕方のお腹の重さが減っていると気づいた」という方もいます(個人の感想です)。

腸活を始めるか迷ったときの判断表

腸活を始めるかどうかは、今の自分の状態と、腸活に何を期待しているかで判断すると迷いにくくなります。

今の状態や気持ち判断の目安
お腹の張りやお通じのリズムが気になるが、ほかに強い症状はない食事と生活の小さな見直しから始めてみる
朝ごはんを抜く、夜ふかしが続くなど、生活に心当たりがある腸活を、生活リズムを見直すきっかけにしやすい
血便、強い腹痛、急な体重の減少がある腸活より先に医療機関へ
持病で食事の制限がある、薬を飲んでいる、妊娠中始める前に主治医に相談する
「これで病気を防ぎたい」「短い期間で体重を落としたい」腸活の目的とずれやすいので、期待を見直す

武田

武田

迷っている方には、まず「3週間だけ、ひとつだけ」と区切って試してみることをおすすめしています。合うかどうかは、やってみたお腹がいちばんよく教えてくれます。

始めてみて合わないと感じたら、やめることも立派な判断のひとつ。

腸活は「始めたら続けなければいけないもの」ではなく、自分の暮らしに合う形を探していく取り組み。

3週間たったら、始める前のメモと今のお腹を見比べて、続けるか、やり方を変えるかを決めてみてください。

腸活のメリットはなぜ生まれる?腸と体・心のつながり

ここでは、腸活がよいと言われる理由を、腸の中のしくみからやさしく見ていきます。

腸内細菌と食物繊維の関係

私たちの腸の中には、たくさんの腸内細菌が暮らしています。

腸内細菌は、発酵性食物繊維を使って短鎖脂肪酸をつくり、腸内細菌が元気だと腸のはたらきがよくなり、体の調子も整いやすくなると紹介されている。

出典:加東市もち麦活用協議会「元気のひみつは腸にある!」(監修:国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所 國澤純)(要約)

短鎖脂肪酸は、腸内細菌が食物繊維を分解するときに生まれる成分で、菌から菌へバトンをつなぐように少しずつつくられていくそうです。

だからこそ、菌のえさになる食物繊維を毎日の食事で切らさないことが大切になります。

野菜や海藻、豆類などで食物繊維をとり、発酵食品で菌をとる。
この組み合わせが腸活の食事の基本と言われるのは、腸内細菌のはたらきを支えるためです。

朝の味噌汁にわかめときのこを入れる、ヨーグルトにバナナを添えるなど、ひとつの料理で両方をとれる組み合わせを覚えておくと便利でしょう。

メリットが生まれるまでの流れ

腸活のメリットは、食べたものから体感までが、いくつかの段階でつながって生まれると考えられています。

  1. 発酵食品と、野菜・海藻・豆などの食物繊維をとる
  2. 腸内細菌が食物繊維をエサにして、短鎖脂肪酸などをつくる
  3. 腸のはたらきが整いやすくなる
  4. お通じのリズムやお腹の軽さとして、体感に表れることがある
  5. お腹に目が向くことで、睡眠や生活リズムも見直すようになる

1〜3はお腹の中で起きていること、4と5は暮らしの中で気づくこと。

腸活のメリットに時間がかかると言われるのは、この流れが少しずつ積み重なっていくものだからです。

途中の段階は目に見えないので、4と5の小さな変化をメモで拾っていくのが、メリットを実感するいちばんの近道になります。

腸内細菌のえさになる食べ物の例

腸内細菌のはたらきを支える食べ物は、身近なスーパーでそろうものばかりです。

種類食べ物の例
水溶性の食物繊維が多いものわかめ・こんぶなどの海藻、大麦(もち麦)、オクラ
不溶性の食物繊維が多いものごぼう、豆類、きのこ、玄米
オリゴ糖をふくむもの玉ねぎ、バナナ、大豆
菌をとれる発酵食品味噌、納豆、ヨーグルト、ぬか漬け

どれかひとつに偏らず、いろいろな種類を少しずつ組み合わせるのがおすすめです。

たとえばわかめと玉ねぎの味噌汁なら、食物繊維とオリゴ糖、発酵食品を一杯でまとめてとれます。

腸と気分・眠りのつながり

腸と脳は神経でつながっていて、気持ちの緊張がお腹に、お腹の調子が気分に影響しやすいと言われています。

大事な予定の前にお腹がゆるくなったり、旅行先でお通じが止まったりするのも、そのつながりのひとつでしょう。

ストレスによって自律神経のバランスが乱れると、腸の動きが低下します。

出典:一般社団法人 新潟県労働衛生医学協会「健康づくり応援通信 便秘について」

睡眠や休息を大切にする腸活は、お腹と心の両方をゆるめる習慣にもなっていくのでしょう。

夜遅い食事を少し早めただけで、寝る前のお腹が軽く感じられるようになった、と話してくださる方もいます(個人の感想です)。

腸と気分のつながりを感じやすい場面

腸と気分のつながりは、ふだんの暮らしの中でも感じることがあります。

場面お腹に起こりやすいこと腸活でできるひと工夫
大事な予定の前お腹がゆるくなる・痛くなる前の晩は早めに休み、温かいものを飲む
旅行や出張お通じのリズムがくずれるいつもの起きる時間と朝の水分を守る
忙しい時期食事が不規則になり、お腹が張る汁物やおにぎりなど、手軽な一品をとる
のんびりした休日お腹が落ち着いている湯船やお腹のタッチで、ゆるむ時間を増やす

お腹の調子と気分を一緒にふり返ると、自分の体のクセが見えてきます。

手帳に天気マークのような記号で、お腹と気分を書きとめておくのも楽しい方法。

小腸にも目を向けたいという視点

腸活というと大腸の腸内細菌の話が中心になりがちです。

私は、食べたものから栄養を吸収する小腸も大切にしてほしいと考えてきました。

よく噛んで食べる、冷たいものをとりすぎない、お腹を温める。
どれも、食べたものを受け取る小腸をいたわる、今日からできる小さな習慣です。

食べたものは、まず小腸で消化・吸収され、その残りが大腸へ送られて、腸内細菌のもとへ届きます。

だからこそ、腸活のメリットを考えるときも、大腸の菌だけでなく、その手前の「食べ方」まで含めて見てほしいのです。

腸活のメリットは暮らしや家族にも広がっていく

腸活のメリットは暮らしや家族にも広がっていく

生活リズムが整い、自分をいたわる時間が増える

腸活を意識すると、朝ごはんを食べる、早めに寝る、湯船につかるといった習慣が自然と増えていきます。

  • 買い物で野菜や海藻を手に取ることが増える
  • 夕食の時間が早くなり、寝る前のお腹が軽くなる
  • 休日に散歩や入浴の時間をとるようになる

「腸のために」と始めたことが、暮らし全体の見直しにつながる方は少なくありません。

お腹に手を当てて深呼吸する時間も、忙しい毎日の中の小さな休憩になるでしょう。

朝ごはんを食べるようになって午前中の集中が続く、早く寝るようになって朝が楽になる。
そんな暮らしの小さな変化こそ、腸活のメリットとして話題にのぼることが多いものです。

腸活で変わりやすい1日の過ごし方の例

腸活を意識すると、1日の過ごし方は、たとえば次のように変わっていきます。

時間腸活を始める前腸活を始めたあと
朝時間がなくて朝ごはんを抜く白湯を飲み、味噌汁だけでも口にする
昼デスクでパンをかじって終わり野菜のおかずを1品足し、少し歩く
夜遅い時間にたっぷり食べてすぐ寝る早めに夕食をとり、湯船につかる
寝る前布団の中でスマートフォンお腹に手を当てて深呼吸

全部を一度に変えなくても、どこかひとつの時間帯から始めれば十分です。

朝ごはんの習慣がついたら次は夜の時間を見直す、というように一段ずつ進めていきましょう。

サロンでよく聞く腸活の変化の場面

サロンでお話をうかがっていると、腸活のメリットは、ふとした日常の場面で気づかれることが多いもの。

よくある例を、始める前と続けたことに分けて並べてみます(どれも個人の感想です)。

始める前続けたこと気づいた場面
朝はコーヒーだけで出勤していた白湯と、カップの味噌汁を1杯「午前中の会議で、お腹が鳴るのを気にしなくなった」
子どもの朝ごはんを用意して、自分は食べずにいた子どもと一緒に、ヨーグルトとバナナを食べる「親子で同じ時間に朝ごはんを食べるのが楽しみになった」
デスクワークで、お腹がいつもひんやりしていた白湯と腹巻き、寝る前にお腹へ手を当てる「お腹を触ると、温かく感じる日が増えた」
夕食が遅く、寝る直前まで食べていた夕方におにぎりを食べ、夜は汁物を軽めに「朝起きたときのお腹の重さが、前ほど気にならない」

どの方も、最初から大きく変えたわけではありません。

毎日の中のひとつの場面を、お腹の目線で少し整え直しただけでした。

メリットは、数字ではなく「場面」で気づくことが多いもの。
「あれ、最近こうなっているな」と思えた瞬間を、メモに残しておいてください。

自分にはどんな場面が来そうか、表の左の列から近いものを探してみるのも楽しい読み方。

気づくまでの期間は人それぞれで、数週間で気づく方もいれば、季節がひとつ変わるころに気づく方もいます。

家族の食卓に広がる腸活

腸活はひとりで完結するものではなく、家族の食卓にも少しずつ広がっていきます。

武田

武田

サロンでは、ご家族のお腹の悩みをきっかけに腸活を始めたという方に多くお会いしてきました。自分のために始めたことが家族のためにもなる、それも腸活のうれしい広がりです。

味噌汁の具を一品増やす、夕食に海藻を添えるといった小さな工夫は、家族みんなのお腹をいたわる習慣にもなるはず。

腸活をきっかけにお腹のケアを学び、家族や身近な人のお腹に触れる腸セラピストになった修了生もいます。

学んで人に伝える道に興味がわいた方は、腸セラピストの資格の種類と選び方ものぞいてみてください。

お金をかけずにできる腸活

腸活というと、特別な食品やサプリを買わなければと思う方もいますが、そんなことはありません。

  • いつもの味噌汁の具を、野菜や海藻で一品増やす
  • 白米に少しだけ大麦を混ぜる
  • 起きたらコップ1杯の白湯か水を飲む
  • ひと駅歩く、階段を使う
  • 寝る前にお腹に手を当てて深呼吸する

どれも、今日からお金をかけずに始められる習慣です。

高いものを買うより、続けられることを続けるほうが、腸活のメリットにはつながりやすいもの。

サプリだけでは、睡眠や運動、休息といった生活の見直しにはつながりにくく、温かい汁物の満足感や家族と囲む時間といった食事ならではの良さも味わえません。

腸活とほかの健康習慣を比べる

腸活のメリットは、ほかの健康習慣と並べてみると、どこに良さがあるのかがはっきりします。

方法お金時間気をつけたいこと
腸活(食事と生活の見直し)いつもの食費の範囲1日数分から体感はゆっくりで、急に増やすとお腹が張ることも
食事を減らすダイエットかからない献立を考える手間食物繊維や栄養が不足しやすく、反動も出やすい
サプリだけに頼る毎月かかる飲むだけ睡眠や食事など、生活の見直しにつながりにくい
ジムなどの運動会費がかかる場合もまとまった時間が必要腸活と組み合わせやすい

腸活は、ほかの方法と競うものではなく、運動や睡眠の見直しと組み合わせやすいのが良いところ。

「お金と時間をあまりかけずに、暮らし全体を少し整えたい」という方に向いている方法と言えます。

反対に、短い期間ではっきりした結果を求める方には、物足りなく感じられるかもしれません。

  • 腸活+ウォーキング:食後に少し歩く
  • 腸活+早寝:夕食を早めて、寝る前のお腹を軽く
  • 腸活+湯船:お腹を温めて、手を当てて深呼吸

家族で腸活を楽しく続けるための声かけ

家族と腸活を続けるコツは、「体にいいから食べなさい」より、楽しい会話にすることです。

  • 「今日の味噌汁、何が入ってるか当ててみて」
  • 「納豆に何をのせたらおいしいか、みんなで試してみよう」
  • 「寝る前に、お腹に手を当てて10数えてみようか」
  • 「今日はどのくらい歩いた?」

子どもは、楽しいことなら自分からやりたがるもの。

大人も一緒に楽しむ姿を見せると、家族の腸活は自然と続いていきます。

家族それぞれのペースを大切にしながら、食卓の会話から腸活を広げていきましょう。

子どもや高齢の家族と始めるときの目安

味噌汁や納豆、ヨーグルトなどは、家族みんなで取り入れやすい食材。

ただ、子どもや高齢の家族は味の濃さや量に気をつけて少しずつ始めるのが安心です。

家族取り入れやすいもの気をつけたいこと
小さな子ども具だくさんの味噌汁、ヨーグルト+バナナ味を薄めに、量は大人より少なめに
高齢の家族やわらかく煮た汁物、ひきわり納豆飲みこみやすさと消化のしやすさ
持病のある家族いつもの食事に近いもの食事を変える前に、かかりつけ医に相談

子どもには「楽しい」、高齢の家族には「食べやすい」が、腸活のメリットを感じてもらう入り口になるもの。

腸活のデメリットと始める前に知りたい注意点

腸活のデメリットと始める前に知りたい注意点

腸活にも、知っておきたい注意点があります。

食物繊維やオリゴ糖を急に増やしすぎない

食物繊維やオリゴ糖を一度にたくさんとると、お腹が張ったり、ゆるくなったりすることがあります。

たとえば、いきなり主食を玄米に変え、ごぼうや豆を毎食たっぷり食べ始めると、お腹が驚いてしまうかもしれません。

1週間に1品ずつ足すくらいのペースで、お腹の様子を見ながら調整しましょう。
食物繊維をとるときは、水分も一緒にとることを意識してください。

体質によって合わない場合と受診の目安

過敏性腸症候群(IBS)など、体質によっては一般的な腸活の食事が合わないこともあります。

「体によいと聞いた食材なのに、食べるとお腹が張る」という場合は、無理に続けずに量や種類を変えてみましょう。

お腹の不調と長く付き合っている方は、過敏性腸症候群とお腹のやさしい付き合い方も参考にしてください。

IBSと診断されている方は、主治医と相談しながら、合う食材・合わない食材を少しずつ確かめていくと安心。
「体によい」と言われる食材でも、自分のお腹に合うとは限りません。
慢性的な腹痛、血便や黒い便、急にお通じの状態が変わったときは、腸活で様子を見ず、医療機関を受診してください。
持病で食事の制限がある方や通院中の方、妊娠中の方は、食事を大きく変える前に主治医に相談しておくと安心です。

メリットを感じにくくなる生活習慣

  • 夜遅い時間の食事が続いている
  • 睡眠不足が続いている
  • お酒や甘いものが多い
  • 座りっぱなしで体を動かす時間が少ない

思い当たるものがあれば、まずはひとつだけ見直すことから始めてみてください。

具体的な始め方は腸活のやり方の基本ステップで、続けるコツは腸活が続かない人へのヒントで紹介しています。

腸活でよくある失敗談と見直し方

張り切って腸活を始めた方によくあるのが、次のようなつまずきです。

よくある失敗見直し方
腸活によいと聞いた食品を買いすぎて、冷蔵庫で余らせた使い切れる量だけ買い、いつもの献立に回す
SNSで見た方法を次々に試して疲れた自分に合いそうなものを1つだけ選んで続ける
家族にも同じことを強くすすめて、気まずくなった「一緒にやってみる?」と誘い、無理にはすすめない
できなかった日に落ちこんでやめてしまった翌日に戻れればよい、とゆるく考える
失敗は、自分に合う腸活を見つけるための大切な手がかりになります。

腸活をがんばりすぎているサイン

腸活は、熱心になりすぎると、かえって暮らしの負担になることがあります。

  • 毎食、ヨーグルトや納豆を何個も食べないと落ち着かない
  • 外食や友人との食事を、腸活のために断るようになった
  • 便のようすに一喜一憂して、毎日落ちこんでしまう
  • サプリや腸活食品に、月の予算をこえてお金を使っている
  • 家族の食事にまで、細かく口を出してしまう

ひとつでも当てはまったら、いったん力を抜くサイン。

まわりの人の腸活と比べる必要はなく、自分が心地よく続けられる量がちょうどいい量です。

腸活のメリットは、楽しく続けられてこそ受け取れるものです。

「今週は外食を楽しむ週」と決めて、翌週にいつもの味噌汁へ戻る。
そのくらいのゆるさのほうが、お腹にも気持ちにもやさしい腸活になります。

気持ちの落ちこみや、食べることへの不安が強いときは、ひとりで抱えこまず、医療機関や身近な人に相談してください。

家族や友人と同じものをおいしく食べる時間も、腸活と同じくらい大切にしたいもの。

腸活の情報を見分けるときのポイント

腸活の情報はとても多く、何を信じればよいか迷ってしまうこともあるでしょう。

  • 「〇〇が治る」「これだけで」と言い切っていないか
  • 誰が書いているのか、出典が示されているか
  • 個人の体験談だけで、すべての人に当てはまるように語っていないか
  • 高い商品の購入ばかりをすすめていないか

こうした点に気をつけて読むと、自分に合う情報を落ち着いて選びやすくなります。

迷ったときは、医師や管理栄養士など専門家が監修した情報を目安にすると安心です。

気になる症状があるときは、情報だけで判断せず、医療機関に相談することも忘れないでください。

腸活のメリットについてよくある質問

始めるかどうか迷っている方が気にしやすい点に、ひと言ずつお答えします。

腸活のメリットは、どれくらい続けると感じられるものですか?

感じ方には個人差がありますが、早い方は数週間、まずは2〜3か月を目安に続けてみてください。

お通じや寝つきをときどき振り返ると、小さな変化に気づきやすくなります。

腸活には、何かデメリットや気をつけることはありますか?

食物繊維やオリゴ糖を急に増やすと、お腹が張ることも。

少しずつ様子を見ながら取り入れましょう。

サプリメントだけでも、腸活のメリットは得られますか?

土台は毎日の食事と生活で、サプリは食事の代わりではなく補いと考えてください。

お金をかけない始め方は、本文の「お金をかけずにできる腸活」で紹介しています。

ダイエットが目的でも、腸活をする意味はありますか?

腸活は、やせることを目的とした方法ではありません。

ただ、食事と生活のリズムが整うことは、無理な制限をしない体づくりの土台になるでしょう。

腸活が向いていない人や、始めないほうがよい時期はありますか?

持病で食事の制限がある方や通院中の方は、始める前に主治医に相談を。

体質に合わないと感じたら、無理に続けないことも大切です。

腸活のメリットを毎日の小さな習慣で育てていく

腸活のメリットを毎日の小さな習慣で育てていく
  • メリットは、お腹を入り口に生活リズムや気分まで整えるきっかけになること
  • 腸内細菌と食物繊維、腸と心のつながりが理由として言われている
  • 食物繊維の急な増やしすぎや、体質に合わない場合に注意する
  • 気になる症状があるときは、腸活より受診を優先する

腸活のメリットは、毎日の小さな選択の積み重ねで育っていくものです。

メリットとデメリットの両方を知っておけば、自分の体に合う腸活を落ち着いて選べるはずです。

今日の夕食に、野菜か海藻をひと品足すところから始めてみませんか。

武田

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がんばりすぎず、ゆるく続けることが、いちばんの近道です。

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この記事を書いた人

武田 貴美江

武田 貴美江

セラピスト歴は27年以上。腸セラピーサロン「緩(ゆるり)」を開業し、これまで8,000人以上の健康をサポート。腸セラピスト養成講座では150人以上の腸セラピストも育成。著書に『神秘の小腸力』があります。SNSでは腸に関する情報も発信中✉️✨

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