【寄りそうケア】過敏性腸症候群とお腹のやさしい付き合い方

【寄りそうケア】過敏性腸症候群とお腹のやさしい付き合い方

武田

武田

「お腹の不調がずっと続いて、検査では特に異常がないと言われた」「過敏性腸症候群と診断されたけれど、毎日の暮らしの中でどう向きあえばいいの?」

そんな長引くお悩みを抱えながら、暮らしの中で自分にも何かできることはないかと探している方も、決して少なくないのではないでしょうか。

この記事では、過敏性腸症候群とのやさしい付き合い方をお話しします。医療の代わりではなく、暮らしを支える視点としてお読みください。

無理せず、自分のペースで、ほんの少しだけお腹をいたわる時間を持つところから、ゆっくり始めてみてください。

「自分のせいで症状が出ている」と感じてしまう方も多いものですが、決してそうではありません。体からのサインとして、責めずに受けとめていきましょう。

この記事の執筆者
武田 貴美江

武田 貴美江

腸セラピー・腸もみサロン「緩(ゆるり)」主宰/腸セラピスト養成講座 講師

セラピスト歴27年以上。8,000人以上の健康をサポートし、150人以上の腸セラピストを育成。著書『神秘の小腸力』。

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過敏性腸症候群って?症状やタイプなどまず知りたい基本

過敏性腸症候群って?症状やタイプなどまず知りたい基本

はじめに、「過敏性腸症候群」という言葉の輪郭を、ざっくりつかんでおきましょう。

全体像が見えると、医療と暮らしの両側からの整え方が立体的になります。

  • 過敏性腸症候群とは

過敏性腸症候群とは

過敏性腸症候群(IBS)は、内視鏡などの一般的な検査で明らかな異常が見つからないのに、腹痛や便通の乱れが続く状態のひとつとされています。

下痢型・便秘型・混合型・分類不能型と、症状の出方にもいくつかのタイプ差があると言われています。

暮らしの工夫はその伴走として活かしていく、という順番を必ず守りましょう。

過敏性腸症候群と付き合うため暮らしで見直したい4つの点

過敏性腸症候群と付き合うため暮らしで見直したい4つの点

すべてを完璧にやる必要はなく、できる範囲で1つずつ取り入れていきましょう。

  • ポイント1:食事のリズム
  • ポイント2:ストレスと自律神経
  • ポイント3:睡眠と体内時計
  • ポイント4:適度な体の動き
  • 4ポイントを表でまとめておく

ポイント1:食事のリズム

食事の時間が日によってバラバラだと、お腹のリズムも乱れやすくなるとされています。

「朝・昼・夜の時間をできるだけ近づける」リズムを意識するだけでも、体は安定しやすくなります。

「あれもこれもやめる」と引き算ばかりに偏ると、栄養のバランスが崩れることもあるので、専門家と一緒に整理していくのが安心でしょう。

大切なのは、「自己判断で食事を極端に変えない」こと。

ポイント2:ストレスと自律神経

過敏性腸症候群とストレスの関係は、多くの専門書でも語られているとされています。

寝る30分前にスマホを置く、湯船に5分浸かる、深呼吸を3回する、夜は照明を少し落とす。こうした夜のリラックス習慣を意識的に増やしていきましょう。

毎日の暮らしのなかで、無理なく続けられる方法を選ぶことが大切でしょう。

ポイント3:睡眠と体内時計

体内時計の乱れは、お腹のリズムにも影響しやすいと言われています。

起きる時間と寝る時間を、平日と休日で大きく変えない。これだけでも、体内のリズムは安定しやすくなる傾向です。

朝のカーテンを開ける習慣と、夜の照明を少し落とす習慣の2つを意識すると、体内時計は穏やかに整いやすくなります。

ポイント4:適度な体の動き

はげしい運動より、「巡らせる」感覚の軽い運動が向いている方が多いとされています。

医療と暮らしの両輪を回すコツは、「相談しながら整える」こと。

4ポイントを表でまとめておく

暮らしの中で意識したい4つを、表に整理しておきます。

ポイント暮らしの工夫注意点
食事リズム時間を近づける食材は
ストレス夜のリラックス無理しない
睡眠体内時計を一定に休日もずらしすぎない
運動軽い散歩・呼吸強度は

武田

武田

4つのポイントに共通するのは、「リズムを一定に近づける」こと。食事の時間、寝る時間、起きる時間がバラバラだと、お腹のはたらきも揺れやすくなります。完璧でなくていいので、「平日と休日のリズムを近づける」くらいの意識から始めてみてください。

そして「無理をしない」こと。過敏性腸症候群と一緒に暮らす方にとっては、頑張りすぎがいちばんの負担になります。「これくらいなら続けられる」サイズを毎日の中に組み込んでいくのが、長く付き合うコツでしょう。

過敏性腸症候群は「責めずに寄りそう」が出発点という視点

過敏性腸症候群は「責めずに寄りそう」が出発点という視点

武田

武田

これまでの現場でお客様と向きあってきて感じるのは、お腹の不調が続くときほど、「自分のお腹を責めない」姿勢が、暮らしの中で何より大切だということ。

  • 「早く何とかしよう」より「寄りそう」
  • もっと暮らしの整え方を知りたいなら

「早く何とかしよう」より「寄りそう」

「早く何とかしなきゃ」と焦るほど、体は緊張して、かえって整いにくくなることがあります。

自分への声かけは、目に見えるものではなくても、長期戦のなかでとても大切な「内側の支え」になっていきます。

もっと暮らしの整え方を知りたいなら

もし、自律神経やお腹のつながりをもう少し掘り下げたくなったら、腸と自律神経腸内環境を整えるには?もあわせてご覧ください。

シリーズで読み比べていただくと、暮らしを整える視点がふっと立体的に広がっていくはずです。

過敏性腸症候群と付き合い方に関するよくある質問

サロンでよくいただくご質問をまとめておきます。

食べてはいけないものはありますか?気になっているので教えてください

「ネットで見た情報をそのまま試す」のは避けたほうが安心同じ症状でも、体質によって合う食材・避けたい食材はまったく違います。専門家に「自分の体質に合う具体的な指導」を受けたうえで、ご自身に合う食事の工夫を見つけていきましょう。

すべてを一度にやろうとせず、まずは1つだけ試してみる気持ちで取り入れてください。

サプリメントは飲んでもいい?くわしく知りたいです

これも医療領域の判断が必要です。

処方薬との相互作用が起こるサプリもあるので、安全のためにも独断は避けたいところです。

仕事や学校に行くのがつらいときは?始め方のコツを知りたいです

家族や信頼できる人に話すこと、休む選択肢を確保しておくことも、心身のためにとても大切な備えになります。

会社や学校の保健室・産業医にも、安心して相談していい仕組みがある場合が多いので、ひとりで抱え込まないでください。

子どもや家族にも同じ工夫でいい?周りの理解を得る方法が知りたいです

家族で同じ食卓を囲むことそのものが、本人の心の支えになることも多いので、無理のない範囲でやさしく寄りそってあげてください。

暮らしに取り入れるときの注意点はあるのでしょうか?気をつけるポイントを知りたいです

強い不調や気になる症状がある時は、専門家にご相談ください。日々の心地よさを基準に、無理のないペースで取り入れることが、長く続けるコツになります。

医療と暮らしを支える両方の視点で、お腹をやさしく整える

医療と暮らしを支える両方の視点で、お腹をやさしく整える

今日から始められる小さな工夫を、最後にまとめておきます。

  • 食事の時間をできるだけ一定に
  • 夜のスマホを30分早く置いて湯船に5分
  • 1日5分の軽い散歩で巡らせる
  • 自分のお腹を責めない時間を持つ

1日や1週間で大きな変化を求めるのではなく、季節をまたぐくらいの時間軸で、お腹と暮らしを見守ってあげましょう。

体重計や鏡の前の数字だけで一喜一憂するより、ご自身のお腹に毎日そっと手を当てて、その日の調子に耳をかたむける時間を持ってみましょう。

もし、自分のお腹だけでなく「同じ悩みを抱えるどなたかの暮らしも、やさしく支えてあげたい」という気持ちが芽生えてきたら、その気持ちはきっと未来へのスタートライン。

武田

武田

毎日のささやかな積みかさねが、あなたのお腹と暮らしを、ほんの少しずつ、しかし確かに穏やかへと支えていきますようにと、心から願っています。

「自分の手で、誰かの役に立てたら」

その気持ち、本物にしませんか。

未経験から始められる、腸セラピスト養成講座。短期集中2日、何度でも無料でリピート受講できます。いきなり独立しなくて大丈夫。副業から始める卒業生が大半です。

この記事を書いた人

武田 貴美江

武田 貴美江

セラピスト歴は27年以上。腸セラピーサロン「緩(ゆるり)」を開業し、これまで8,000人以上の健康をサポート。腸セラピスト養成講座では150人以上の腸セラピストも育成。著書に『神秘の小腸力』があります。SNSでは腸に関する情報も発信中✉️✨

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