【図解】便秘のツボはどこ?お腹・手・足の位置と押し方を解説

【図解】便秘のツボはどこ?お腹・手・足の位置と押し方を解説

朝、トイレでうまくいかないまま家を出る。そんな日が続くと、一日じゅうお腹が気になってしまいますよね。

薬に頼るのは少しためらうけれど、何か自分でできることはないだろうか。

そんなとき、そっと指で押せる便秘のツボは、心強い味方になってくれます。

この記事では、お腹・手・足にある便秘のツボの位置と押し方を、やさしくたどっていきましょう。

道具もいらず、今夜からそっと試せるものばかりです。

読み終わるころには、自分のお腹とのんびり付き合うヒントが、きっと見つかっているはずです。

この記事の執筆者
武田 貴美江

武田 貴美江

腸セラピー・腸もみサロン「緩(ゆるり)」主宰/腸セラピスト養成講座 講師

セラピスト歴27年以上。8,000人以上の健康をサポートし、150人以上の腸セラピストを育成。著書『神秘の小腸力』。

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便秘のツボとは?お腹・手・足の位置でまず知っておきたい基本

便秘のツボとは?お腹・手・足の位置でまず知っておきたい基本

はじめに、便秘のツボがどんなものなのかを、ざっくりつかんでおきましょう。

全体像が見えると、押すときの安心感がぐっと変わってきます。

名前はむずかしそうでも、覚えておきたいのはほんの数か所だけ。

  • ツボ押しが便秘ケアで親しまれる理由
  • ツボを押すときの基本のコツ

ツボ押しが便秘ケアで親しまれる理由

ツボとは、昔から体の調子を整えるために大切にされてきた、体の上のポイントのこと。

便秘のツボも、お通じのリズムを整えたいときのセルフケアとして、長く親しまれてきました。

お腹は、緊張やストレスがあらわれやすい場所だと言われています。

だからこそ、やさしく触れて力をぬく時間そのものが、心地よさにつながるのではないでしょうか。

道具も薬もいらず、自分の指先だけでできる手軽さが、いちばんの魅力でしょう。

大切なのは、変化を急ぐかどうかではなく、「気持ちいい」を続けられるか
心地よさそのものが、いちばんの目印になります。

武田

武田

私はこれまで27年、8,000人以上のお腹に触れてきましたが、そっと手を当てるだけでふっと表情がゆるむ方に、何度も出会ってきました。

ツボ押しも、その「自分をいたわる時間」のひとつとして、肩の力を抜いて始めてみてください。

お腹が気になるとき、そっと手を当てるだけでも、なんだかほっとするもの。

その延長線上にあるやさしい習慣だと考えると、気負わず始められます。

ただし、ツボ押しは医療行為ではありません。
あくまで心地よさを大切にするセルフケアとして、無理のない範囲で取り入れてください。

ツボを押すときの基本のコツ

力いっぱい押せばよい、というものではありません。

大切なのは、「気持ちいい」と感じるやさしい強さで、ゆっくり押すこと。

  • 息を吐きながら、3〜5秒かけてゆっくり押す
  • 気持ちいいと感じる強さでとめ、ふっと力をぬく
  • 1か所につき5回ほどをめやすに、くり返す
  • 呼吸はとめず、リラックスした姿勢で

強く押せば早く変わる、というものでもありません。

むしろ、やわらかい刺激のほうが、体はほっと力をぬいてくれるもの。

痛いほど押すのは逆効果なので、やさしく向き合うのがコツです。

テレビを見ながらでも、おやすみ前のふとんの中でも、気軽に取り入れられます。

「ながら」で続けられるくらいの気軽さが、習慣にするいちばんの近道でしょう。

便秘におすすめのお腹のツボの位置と効果的な押し方のコツ

まずは、いちばん分かりやすいお腹のツボから見ていきましょう。

お腹は腸に近いぶん、自分の手でいたわっている実感を持ちやすい場所です。

慣れてくると、「今日はこのあたりが少し硬いかな」と、自分の調子に気づくきっかけにもなります。

毎日同じ場所に触れることが、体の小さな変化に気づく目になってくれるのでした。

  • おへそ周りの代表的なツボ
  • 下腹と、ツボの位置のまとめ

おへそ周りの代表的なツボ

お腹で覚えておきたいのが、天枢(てんすう)というツボ。

おへそから左右に指3本ぶんほど外側にあり、お通じのケアでよく知られています。

もうひとつ、天枢のさらに下、指3本ぶんほど下がったところにあるのが大巨(だいこ)

大巨は、お腹の張りが気になるときに、そっと触れてみたいツボのひとつです。

お腹はまず天枢と大巨の2か所から始めれば十分。
無理に増やさず、馴染んでから次へ進みましょう。

どちらも、息を吐きながら両手の指でやさしく押してみてください。

左右の天枢を、中指でそっと包みこむように押すと、自然と呼吸も深くなっていきます。

お腹がふんわりゆるむような、心地よい感覚を目安にするとよいでしょう。

朝起きてすぐ、ふとんの中で押すのを習慣にしている方も多いもの。

下腹と、ツボの位置のまとめ

おへその下、指4本ぶんほど下がったところには関元(かんげん)というツボもあります。

冷えが気になる方にも親しまれている場所。

指で強く押すというより、手のひら全体でじんわり温めるように当ててみてください。

下腹がほっとゆるんでいくような、やわらかい感覚が目安になります。

位置を表にまとめておくので、押すときの目安にしてください。

ツボ位置のめやす押し方
天枢(てんすう)おへその左右・指3本ぶん外両手でやさしく
大巨(だいこ)天枢の下・指3本ぶん下息を吐きながら
関元(かんげん)おへその下・指4本ぶん下手のひらで温めるように

場所は、あくまで指の本数を目安にしたおおよそのもの。

「このあたりかな」とやさしく探りながら、心地よいところを見つけてみてください。

手・足にある便秘のツボの位置とやさしい押し方のポイント

手・足にある便秘のツボの位置とやさしい押し方のポイント

お腹だけでなく、手や足にもお通じのケアで親しまれるツボがあります。

外出先やデスクでもそっと押せるので、覚えておくと便利でしょう。

お腹を出しにくい場所でも、手や足ならさっとケアできるのが心強いところ。

  • 手のツボ!合谷(ごうこく)
  • 足のツボ!三陰交(さんいんこう)・足三里

手のツボ!合谷(ごうこく)

手で覚えておきたいのが、合谷(ごうこく)

親指と人差し指の骨が交わる、少しくぼんだあたりにあります。

押すと少しズーンと響く感じがあれば、そこが目印になります。

手のツボの良さは、場所を選ばずに押せること。

反対の親指で、心地よい強さでゆっくり押してみましょう。

体のさまざまな不調のケアで知られ、すきま時間に押しやすいのがうれしいところ。

仕事の合間や移動中など、まわりに気づかれずにそっと押せるのも、手のツボのよさでしょう。

足のツボ!三陰交(さんいんこう)・足三里

足にもいくつか親しまれているツボがあります。

内くるぶしから指4本ぶんほど上にあるのが三陰交(さんいんこう)

ひざのお皿の下、外側のくぼみから指4本ぶん下が足三里(あしさんり)です。

足のツボは、まず三陰交と足三里のふたつで十分。

どちらも、親指の腹でゆっくり円を描くように押すと、心地よく刺激できます。

三陰交は冷えが気になる女性にも、昔から親しまれてきたツボ。

むくみが気になる日に、足首をいたわるついでにそっと押す方も多いものです。

足三里は、胃腸の調子を気づかうときに知られるツボで、旅のお供にもよいと言われてきました。

足のツボは、お風呂上がりの体がぽかぽかしているときが押しやすいタイミング。
一日の終わりに、自分をいたわる時間としてそっと取り入れてみてください。

どのツボも、あくまで心地よさが目安。

強く押しすぎず、リラックスして向き合うのがいちばんです。

便秘のツボ押しとセルフ腸もみで毎日のお腹のリズムを整える

便秘のツボ押しとセルフ腸もみで毎日のお腹のリズムを整える

ツボ押しは、それひとつでも心地よい習慣になります。

そこにセルフ腸もみを組み合わせると、お腹と向き合う時間がいっそう豊かになるでしょう。

ツボとお腹をいたわるひとときは、忙しい一日の中の小さなひと休みにもなるでしょう。

  • ツボ押しで気をつけたいこと
  • セルフ腸もみと組み合わせる

ツボ押しで気をつけたいこと

気軽にできるツボ押しですが、いくつか注意したい場面もあります。

  • 食後すぐや、おなかがいっぱいのときは控える
  • 妊娠中の方は、三陰交や合谷など刺激の強いツボを避ける

無理は禁物です。

そして、お通じの不調が続くときは、セルフケアだけに頼らないでください。

セルフ腸もみと組み合わせる

ツボを押してお腹がゆるんだら、そのまま手のひらでお腹をやさしくなでてみましょう。

おへその周りを時計まわりに「の」の字を描くようになでるだけでも、心地よいものです。

手のひらを少しこすって温めてから当てると、よりほっとした感覚を味わえます。

ツボで点をいたわり、腸もみで面をいたわる
そう考えると、組み合わせの心地よさが伝わるのではないでしょうか。

やり方は腸もみとは?の記事でくわしく紹介しているので、あわせて読んでみてください。

武田

武田

ツボとお腹を、両方そっといたわる。その積み重ねが、自分をかわいがる小さな習慣になっていきます。

こうしたお腹のケアをもっと深く学びたい方は、腸セラピストの資格とは?ものぞいてみてください。

便秘のツボと押し方に関するよくある質問

最後に、便秘のツボについてよく寄せられる質問にお答えします。

ツボを押せば便秘はすぐ良くなるのでしょうか?日常で気をつける点があれば知りたいです

すぐに変化を求めるより、心地よい習慣として続けることを大切にしてみてください。

「押したらすぐ変化が出る」ものではなく、「お腹に向き合う時間を持つ」こと自体に意味があるセルフケア。気持ちよいと感じる日も、なんとなく感覚が掴めない日もあります。それも含めて、自分のお腹との対話を楽しむ気持ちで取り入れてみてください。

いつ押すのがおすすめなのでしょうか?タイミングの目安が知りたいです

体がリラックスしている、おやすみ前やお風呂上がりがおすすめ。

朝に押して、一日のはじまりにお腹を目覚めさせる、という方もいます。

自分の生活リズムに合わせて、続けやすい時間を選ぶのがいちばんでしょう。

毎日押しても大丈夫なのでしょうか?頻度の目安や注意点を教えてください

心地よい強さであれば、毎日のセルフケアとして続けても問題ありません。

ただし、その日の体調に合わせて、無理のない範囲で行いましょう。

とくに「強く押せば押すほど良い」というのは誤解痛気持ちいい、と感じる範囲を超えて力をかけてしまうと、皮膚や筋肉を傷めるおそれもあります。気持ちよい強さは、その日の体調や時間帯でも変わるので、毎回「今日のいい感じ」を探りながら行うのがコツです。

妊娠中でもツボを押していいですか?暮らしに取り入れたいので教えてください

妊娠中は刺激を避けたいツボもあるため、自己判断は控えてください

ツボ押しと腸もみ、どちらがいいですか?くわしく知りたいです

どちらが良い・悪いではなく、組み合わせるのがおすすめ

ツボでお腹をゆるめてから腸もみをすると、より心地よく感じられるでしょう。

朝はツボ押しでお腹をやさしく起こし、夜は腸もみでゆったり整える、というように時間帯で使い分けるのも一つの方法。「ツボ押しは1分」「腸もみは3分」など、短い時間で構わないので、組み合わせて続けると、自分なりのリズムが育っていきます。

便秘のツボ押しを習慣にして、お腹とやさしく付き合っていく

便秘のツボ押しを習慣にして、お腹とやさしく付き合っていく

ここまで、便秘のツボの位置と押し方をたどってきました。

大事なところを、最後に振り返ります。

  • 便秘のツボはお腹(天枢・大巨・関元)・手(合谷)・足(三陰交・足三里)
  • 押し方は気持ちいい強さで、息を吐きながらゆっくり
  • セルフ腸もみと組み合わせると、お腹のケアがより豊かに

つまり、便秘のツボは、お腹とやさしく付き合うための小さな習慣だということ。

すぐに変化が出なくても、あせらず続けることが、なによりのコツなのでした。

武田

武田

今夜はぜひ、おやすみ前にそっと指を当てるところから始めてみてください。

「自分の手で、誰かの役に立てたら」

その気持ち、本物にしませんか。

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この記事を書いた人

武田 貴美江

武田 貴美江

セラピスト歴は27年以上。腸セラピーサロン「緩(ゆるり)」を開業し、これまで8,000人以上の健康をサポート。腸セラピスト養成講座では150人以上の腸セラピストも育成。著書に『神秘の小腸力』があります。SNSでは腸に関する情報も発信中✉️✨

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